お買い物の神様改め「酒と音楽と映画の神様」

今期一番
密かに楽しみにしていたドラマがこれ。

蜜の味…

家政婦のミタも
好きな脚本家さんが
描いていたので、
最終話はだいたい想像がついた。
まあ国民的ドラマなので、
あんなもんでしょ。
ついでにいえばドクターも…

個人的には
蜜の味の最終話が一番面白かった。
さすがベテラン作家が描いただけの事はあるね。

想像はついたけど、
作家にとっても主人公を最終的に
いじめて終わるのは、
結構切ないんだよね。

家政婦のミタの遊川さんのように、
作家の優しさで、
最終話は丸くまとめる事を
ポリシーとしている人が多い中で、
タブーの話を
ある意味のハッピーエンドで、
でもちゃんと罰を与えられる話を描けるのは
やはり大人の作家じゃないとね…

今期の月９なんか、
特に最終話
なんのこっちゃわからん！
勝手にやってくれって感じ。

そもそも恋愛恋愛って騒いでいる割には
誰も傷ついてないし、
何にも始まってないんだから、
終わるわけがない(笑)

ああいうのは
「恋愛ごっこ」
であって、
恋愛ではないね。

そもそも恋愛とは
私の好きな作家、
山田詠美さんに言わせると

「常軌を逸す状態」

仕事に戻れるようなのは、
恋愛じゃないね。
だから、何も変わらない。

変わりたければ、
本気で恋をしろ！
て話やね。


そういう意味では「蜜の味」すごいわー
タブーの恋で
切なく別れて
ちょと説教くさい教訓を残すラストじゃなくて、
ちゃんと主人公を追い込んで
でも一瞬のハッピーを残して終わった。

私の今期一番でした。