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それでも振り返りたい時がたまにある。 僕は前職のときに相模原に住んでいた。 その時に、多忙な日々の合間を縫っては通っていた柔道クラブがある。 そこは、とある市民体育館の柔道場を利用しており、 当時は人数もあまり多くなかったが、 下は小1、上は63才といった幅広い年齢層の方々が集まっていた。 この道場に通っている子供達は決して強くなかったが、 いつも楽しそうに稽古をしていた。 また30才以上のベテランの方々は、 あの山○氏と同級生の強者や、寝○研○会に在席中のご老人など、 全盛期に比べてかなり落ちているが、 身体の調子が悪いなりにも、精一杯汗を流し、頑張っていた。 この人達に共通して言えることは柔道が大好きだということだ。 特に、63才の大先生は今も寝技、立技の両方をこなし、 若者に負けないくらいの馬力を持っている。 ちなみに僕は握力60キロほどしかないが、軽く握り潰される。 まだまだ頭が上がらない。 昨日、ひさしぶりに道場に顔を出したが、 みんなが温かく迎え入れてくれた。 小1だった子は、可愛がっていたからか、 「お~、久々じゃん!!」と言ってきてくれた。 憶えてくれているのは嬉しいけど、タメ語って。。( -_-) 悪気はないと思うので、スルーしといた。 お礼に袈裟固めの返し方をしっかりと体で教えてあげた。 ひさしぶりに行った道場は以前よりも人数が増え、 活気に満ち溢れていた。 初めて顔を合わせる人もいたが、同じジューダー。 組み合って稽古をすれば、すぐに仲良くなっていた。 ちょうど今日、道場の新年会があり、有り難く誘っていただいた。 家族ぐるみで顔馴染みなのだが、長女がスケートに行くというので、 仕方なく、僕ひとりで行くことにした。 稽古に来なかった人もいて、話をすることができた。 明日は仕事だから軽めにしとけば良いのに、 楽しいせいか、ついつい飲み過ぎてしまう。 座敷だったので、寝技の掛け合いをしてしまった。 稽古時間じゃないのに、お互いの技術を出しあう。 端から見れば、まさしく柔道バカだ。 でも楽しい。 たまっていた仕事のストレスも一気に吹き飛んだ。 今週末は家族で温泉旅行でもしようと思っていたが、 相模原に帰ってきて良かった。 本当に良かった。 なぜならこんな仲間に会うことができたから。 遠慮することなく、語り合うことができたから。 柔道を今までなんとか続けてきて、良かったと思う。 柔道を続けてきたから、こんな良い人達に出会うことができた。 逆に言うなら、柔道を続けていなければ この人達と出会うことはなかっただろうし、 引っ越してからの東京駅道場の出会いもなかったと思う。 柔道を続けていたおかげだ。 つくづく一期一会という言葉の大切さを思い知らされる。 最後に大先生のSさんとカタイ握手を交わした。 63才でもさすが鍛えてるだけある。 また一瞬で握り潰された。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006年01月30日 00時18分31秒
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