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テーマ:☆柔道について☆(28)
カテゴリ:柔道
JR上野駅でメトロ日比谷線に乗り換えて、人形町駅で下車。
そこから歩くこと約10分で、目的地の中央区スポーツセンターに着きます。 明治座の裏あたりになり都営新宿線の浜町駅からも近いのですが、 ここの地下1階の武道場で練習している団体。 それがあの有名な寝業研究会です。 この寝業研究会は高専柔道で有名な故・平田鼎先生が創ったもので、 寝技を重点的に大勢の方が稽古をしています。 平田先生は僕が大学生の頃に亡くなってしまいましたが、 高校時代に、よく我が母校の足立学園に稽古をつけに来てくれていました。 僕は当時、横三角を得意としていたのですが、 足の絞め方や腕縛りのやり方などを直接指導してもらったことがあり、 それ以来、寝技をあまり得意としていなかったのに、 試合でも横三角を極めることができるようになったのを今でも憶えています。 また実際に先生とは寝技の乱取りもやったことがありますが、 二重絡みでタップをしてしまうほど、特に足の力がものすごく強い方でした。 さて、前置きが長くなってしまいましたが、 その寝業研究会の練習に行ってきちゃいました。 いちおう柔道家の僕が、はたして寝技の猛者達にどれだけ通用するのか。 これが今回練習に参加した目的です。 柔道着に着替えて道場に入ってみると、色々な人達がいました。 柔術家、サンボ、修斗。(パラエストラ所属の人あり) もちろん柔道家もいて、東京ガス、東京消防庁の所属の方がいました。 練習内容はまずは体操から始まり、打ち込み、立ち技の乱取りを軽~くこなします。 えっ!? これで終わり!?? びっくりするくらい本当に軽くで終わってしまい、 あとは全て寝技の時間に費やします。 基本動作をやったあとは、ひたすら寝技の乱取りでした。 僕の持ち技は自分が下、もしくは相手が亀になっている時にやる、 引き込んでからの返し。 あとは高校の同級生の小室宏二(5669)に教えてもらった、 袖車絞とコムロックしかありません。 どの程度、自分の力が通用するのか非常に楽しみでした。 実際にやってみて率直な感想ですが、 みんな下の姿勢からの足の使い方、あとは道着の使い方が非常に巧かったです。 何しろ約2時間、ず~っと寝技の乱取りを何十本もやったので、 1人ずつ対戦した模様を詳しく説明してもいいのですが、 今日は印象に残った対戦だけということで。 まずは取られた2本から。 1人目の人は組んだ感じで、サンボかなんかやってるなと思ったのですが、 この人には三角絞めを食らいました。 最初に僕が下になり、引き込みから相手を横に返しました。 そこで、わざと片足を絡ませて左腕を相手の首の後ろにまわして、 自分の右袖の内側を掴みます。 そして絡まれた片足を抜こうとして、相手の意識が足にいった瞬間に袖車絞 。 こんな感じのパターンの袖車絞で2本取りました。 しかし今度は相手が下になったときに、その三角絞めが来たのです。 正直、来るとは分かっていたのですが、一瞬で三角絞めを極められました。 完璧にガッチリと極まっていて、 我慢しようとしたのですが落ちそうだったので参ったしました。 終わったあとに少し話をしたのですが、 やはり学生時代にサンボをやっていたとの事でした。 続いて2人目の人ですが、この人には押さえ込まれてしまいました。 ちなみに白帯です。。 ですが、この寝業研究会で多く見受けられたのが、白帯を締めていながら実は柔術家。 まあ、柔術の経験は豊富だけど、 柔道はここでしかやらないから白帯を締めているんだよ的な、 そういう方が結構いました。 この人とは話をしなかったのですが、恐らく何かやってる方でしょう。 てゅーか、絶対やってるはず! じゃないと恥ずかしいですから(笑) 結局2人目の人には、僕が下からコムロックに入った瞬間に、 足を捌かれて横四方固めで押さえ込まれてしまいました。 ザ・コムロックでも体勢に入ったときは足は立てて下さいと言っていたのにもかかわらず、 うっかり押さえられてしまいました。 ちょっと油断してしまったかもしれません。 以上が取られた2本ですが、あとの人はほとんど勝ちました。 下から横に返して押さえ込んだり、足を絡まれたら袖車絞。 あとはコムロックの体勢から横に返して、袈裟固め。 腕の抜き際に関節を極めたりと。 最近は特に袖車絞が絶好調で、 絞めた後に相手がガードポジションにしてきても関係無しに絞め続けました。 対戦した人の中には柔術青帯、紫帯の人もいましたし、 他にもいろんな人がいました。 練習時間は13:30~16:30。 3時間も練習したのは久しぶりでした。 おかげで次の日は筋肉痛になりました。 翌日に来るということは、まだまだ若いんですかね。 以上、寝業研究会に行った感想でした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006年02月28日 20時19分33秒
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