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うちの父親は印刷業の仕事をしています。
話によると、父親のお兄さんが会社を興したそうです。 すごいですよね!? 自社ビルや工場も何箇所か持っていますし、社員もそこそこいるそうです。 ちょうど僕が中1の頃だったと思います。 夏休みで暇を持て余し、遊ぶにもお金が無かったので、 その仕事を手伝うことになりました。 初めてのアルバイトです。 場所は親戚のおじさんが受け持っている、家から自転車で20分の工場。 たしか期間は土日休みの週5回だったと思います。 それを2週間くらい、9時~17時の時間をやりました。 仕事内容は至ってシンプルで、 僕の所にフォークリフトで運ばれてきた印刷されている厚紙を、 光沢を付けるために、目の前の機械にその厚紙をセットするというもの。 この作業をひたすらやり続けました。 持ち運ぶ量は自分で好きなように調整できるので、 楽をしたければ少しずつマイペースにやればいいし、 早く終わらせてゆっくり休憩したければ、1度にたくさん運ぶというように そのときの状況に応じたやり方を選べばいいだけです。 しかし真夏の工場は蒸し風呂状態で大量の汗をかきます。 その親戚のおじさんからの 「暑いから少しずつやりな」 という優しい忠告を聞き入れずに、 筋トレを兼ねて1度にたくさんの量を運ぶ方を選択しました。 おかげで筋肉はつきましたが、汗をかいたことにより体重は激減したのを憶えています。 たしか時給は500円だったと思います。 中1にしてはものすごい大金を給料としていただきました。 ただ、もらった給料の金額よりも、お金の大切さ、働くことの大変さを 身を持って学ぶことができたアルバイトだったと思います。 先日、ひさしぶりに両親から電話がかかってきました。 どうやらそのアルバイトでお世話になった親戚のおじさんが亡くなったそうです。 今からお通夜に向かうのですが、ふとアルバイトのことを思い出してしまいました。 そのおじさんにはアルバイトの時に、緊張している僕に色々と話し掛けてくれたり、 ジュースを奢ってくれたりと、面倒を見てもらっていたので、 なんだかいるのが当たり前の人が、亡くなってしまったのかと思うと、 とても寂しくなります。 しょっぱくなってすんません(T_T) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006年03月13日 12時54分17秒
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