さっそく試合結果の報告をしたいのですが、
ルールや用語が分からない人もいると思いますので、
まずはそのあたりを簡単に説明したいと思います。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
今回は白帯の大会なので、試合時間は5分。
この時間内に絞め技や関節技で一本を取れば、その時点で試合は終了します。
この辺りが柔道と大きく違う点ですね。
いくらきれいに投げても、ガッチリ押さえ込んでも一本にはならず、
ポイントが与えられるのみで終わってしまいます。
あくまでも寝技で仕留めるための移行手段といった感じでしょうか。
そして時間内に決着が着かない場合にはポイント差で勝負が決まります。
ポイントも同点の場合は、あと少しで技が決まりそうな場合に与えられるアドバンテージの数。
それでも同じ場合はレフリー判定になります。
続いて用語解説です。
まずは2ポイントのものから。
テイクダウン・・・これは簡単にいえば相手を投げる、または倒すことです。
スイープ・・・寝技で下になっている人が、上の人をひっくり返して自分が上の態勢になること。
ニー・イン・ザ・ベリー・・・柔道の横四方固めのような状態から相手の頭側の膝を浮かせたうえで
足側にある膝を相手の胸、または腹の上に乗せて、相手の動きを封じる。
次に3ポイントのもの。
パスガード・・・下になっている相手の両足を越えて押さえ込む。
そして4ポイント。
マウント・・・相手の上に馬乗りになること。
バック・・・相手の背中側に回ってしがみつき、動きを封じること。
以上、説明しましたが、もう少しでテクニックや技が決まりそうな場合には
アドバンテージが1ポイントずつ与えられます。
以上で説明は終了ですが、今回僕はレーヴィ級(72、9キロ以下)と
アブソルート級(無差別級)に出場しました。
出場人数は全部で約100人で、レーヴィには12人、アブソには20人参加していました。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
さて結果報告です。
試合開始は11時からだったのですが、最初の試合が回ってきたのは2時でした。
アブソの1回戦です。
相手は181センチ78キロの選手でした。
かなりの筋肉質で、体系は思い切り逆三角形。
しかもヘアースタイルは5厘刈りで眉毛まで5厘刈り。
めっちゃ強そうです(・・;)
てか、やる前から見た目ですでに1本負けって感じでした(T_T)
眉毛はどこに忘れてきたのでしょうか。
お互い握手をしてから試合開始となりました。
まずは立ち姿勢からの勝負なので、
組んで後ろに下がりながら背負い落としを仕掛けます。
これが物の見事に決まり、相手は思い切り背中から落ちました。
よっしゃ、1本!
と思いきや、柔術の試合なのでテイクダウンで2ポイントゲットです。
ここから押さえ込んで寝技勝負をしたかったのですが、
場外際ということでブレイクがかかりました。
仕切り直しで立ちからの勝負です。
今度は僕の方から引き込む。
相手は必死で逃げる。
しかし得意の帯を取り、脇を掬ってからの返しでスイープを成功させ、2ポイント。
そこからすかさず、ニー・イン・ザ・ベリーを決めてさらに2ポイントゲットをします。
この時点で6-0。
そのあとはパスガードされそうになりますが、
なんとか凌ぎ、逆にまたスイープを決めました。
結局このままのポイントで試合は終了し、8-0でなんとか勝つことができました。
袖車絞に行っても防がれてしまいましたし、相手の人は身体の力とバネがもの凄く強かったです。
たしかメジオ級(78キロ以下??)では、オール1本勝ちで優勝していました。
さて、次はレーヴィ級の1回戦です。
試合が始まるなり、相手は投げを警戒してなかなか組んでくれませんでした。
まあ、そのあたりは想定済みでしたので、
とりあえあず左手で襟を掴むなり両手背負いで思い切りブン投げます(o_ _)ノ彡☆
すかさず横四方固めで押さえ込んだのですが、
場外際だったのと投げた時に、相手が頭から落ちたことでブレイクがかかりました。
真ん中まで戻されて、横四方固めの状態からのスタートです。
始まるなり、相手が膝を入れてきて、ガードポジションに戻されてしまいます。
相手が十字絞めで攻めてきたのですが、相手の片手を僕の両手で切って防ぎました。
そのあとは相手のクロスガードしている両足の力が緩んだので、
すかさず両手でガッチリ相手の首を抱えました。
得意の袖車絞の体勢です。
袖を掴んで差し手を相手の首の横から滑り込ませたのですが、うまく腕を入れられ防御されてしまいます。
しかし僕は1度防がれたくらいでは諦めません。
もう1度相手の首をロックして袖車絞の体勢に入ります。
次はきちんと脇を締めながら差し手を入れたので、完璧に決まり見事1本勝ちをすることができました。
次にアブソの2回戦です。
これに勝てば準決勝進出が決定します。
相手は黄ばんだ柔道衣を着た人でした。
階級も僕より下っぽく、はっきり言って楽勝かな!?てな感じでした。
試合が始まるなり、組み合って内股で投げますが、場外だったのでこれはポイントなし。
再び組み合ったのですが、今度は相手に引き込まれてしまいます。
袖車絞の体勢に入ったのですが相手はもがいて返そうとしてきました。
しかし返されても極めればいいだけの話なので、わざと返されて極めにかかります。
ところが返された瞬間、うまく首を抜かれてしまい、
結果的に体勢が上下逆になったということがスイープ成功とみなされ、
相手に2ポイント取られてしまいます。
とりあえず、またつづく(o_ _)ノ彡☆