僕は今年で29歳になります。
大会に出ている選手も25歳前後がほとんどなので、
僕の年齢はすでに平均年齢を超えていると思います。
もうこの歳になると、稽古のあとも疲れが溜まりやすくなりますし、
怪我をしても治るのに時間がかかります。
当然、学生時代のような体のキレもなくなってきています。
しかも転職などもあって、今回の個人戦は3年ぶりの出場です。
そこで、今年か来年、せいぜい30歳くらいまでを現役生活の節目として、
そのうえで納得のできる結果を出していこう。
このように自分の中で考えていました。
今年の組み合わせはそれほど悪くありませんでした。
僕の枠のシード選手も欠場だったので、ベスト8くらいには入れるくらいだったと思います。
自分の中では、今回が最初で最後のチャンスだと言い聞かせて試合にも臨みました。
初戦の相手は身長180センチ弱の右組みの選手。
両耳がもの凄い湧きようで、寝技が得意そうな感じです。
実際にその人の1回戦を見てみても、
手足の長さを利用した足取りでポイントを狙いに行くような感じで、
僕の苦手な変形柔道をするタイプでした。
そこで立技では分が悪いと見て、今回は寝技主体で行く作戦にしました。
ポイントは無視して、1本を狙いにいく柔道です。
しかし結果は、1分過ぎくらいに足取りで効果を2回くらい取られて、
ラストの方でも足取り大内で技ありを取られてしまい、負けてしまいました。
敗因としては、結局寝技の展開もワンパターンになってしまい、
相手にもバレバレだったのにも関わらず、そのまま続けてしまったことでしょうか。
組み際の体落としとかも決まりそうだったし、立ち技勝負の方が良かったのかもしれません。
あとは序盤の袖車絞の体勢に入ろうとして頭を抱えるところを、
関節技で極められるのを恐れて躊躇してしまったこと。
頭を抱えた直後に「待て」がかかってしまったのですが、
相手は袖車絞に対してノーマークな感じでしたし、もう少し早く展開すれば良かったです。
コンディションや怪我なんか関係ありません。
結局は自分の実力不足です。
柔術大会で優勝して、浮かれていたのかもしれません。
せめてもの救いは、僕の相手がベスト8まで勝ち進んでくれたこと。
まあ、来年に向けてまた頑張ります(; ̄ー ̄)...