テーマ:今日のMUSIC(11)
カテゴリ:音楽
今日は主人がお得意先のレセプションがあるため、一人でお留守番。
さっきまで月9のドラマ『スローダンス』を観ていました。 妻夫木聡と深津絵里が出ているというだけで、なんとなく見始めたドラマなんですが・・・ 今日で第7回かな?、結構はまって見続けています。 やっぱりぶっきーは素敵だな。 あの落ち着いた優しい雰囲気が、観ている私にまで優しい気持ちをくれます。 いい俳優さんですね^^ さて、『スローダンス』の主題歌は福山雅治さんが歌っているのですが、 “東京”という曲、これもなんだか癒されてすごく好きです。 「今 僕は愛を歌うよ 君と歩く東京 」 この曲を聴いていたら、ふと懐かしい思い出がよみがえって来ました。 私は大学生時代、バンドを組んでいたんです。 とにかく音楽が好きで、私はただ音楽と触れていられるだけで楽しかったんですよね。 私はバンドではベースを弾いていました。 でも、歌を唄うことも大好きでした。 そして、ただ、ただ曲を書くことが大好きでした。 結局、そのバンドはメンバーそれぞれの音楽の方向性の違いが原因で、解散してしまいました。 それに私はプロになりたいとか、そんな風には思っていなかったんですよね。 でも、私の周りの人達は、うちのバンドに限らず、皆真剣に夢と向き合っていました。 だから、私のような人間がそこにいるのは場違いな気がしたんですよね・・・ バンドも楽しかったんですが、私は実は路上でたまに歌ってました。 いわゆるストリートミュージシャンですかね。 始めは度胸試しのつもりだったんですけど、そのうち街の喧騒の中で歌う事に快感を覚えました。 最初のうちは、自分の持ち歌がなかったら人の曲を歌ってたんですが、 すぐに曲を書いて、友達にアコースティックギターを弾いてもらって歌うようになりました。 イメージでいうと、穏やかな愛の歌。 まさに、このドラマのタイトルの『スローダンス』という言葉がしっくりくるなって思うんです。 いろんなストーリーを持つ歌は、それぞれ通り過ぎる人のストーリーに当てはまった時に足を止めてくれる。 そして、歌に耳を傾けてくれる。 私のささやかな歌で愛を感じてくれれば、それで満足でした。 そこで嬉しかった出来事をひとつ、ふたつお話しさせて下さい。 半年ぶりくらいに道に立って歌っていたら、遠くで耳を傾けてくれていたサラリーマンの方がいました。 何曲か聴いた後に、私のそばに近寄って来て話しかけてきました。 「もしかして、半年前にもここで歌っていませんでした?」 その人の話では、その日私の歌を聴いて励まされて、その人の苦悩を乗り越えたんだって・・・ 一生懸命こういう曲だったんだけど…って説明してくれたんですが、私は初めわからなくて。 そしたら友達が「あの曲じゃない?」と言って、サビを歌いだしたらビンゴ! その曲を歌ったら、その人の目にちょっと光る物が。 とにかく、こちらが逆にお礼を言いたくなる位の感謝の言葉を私にくれて帰っていきました。 私なんぞの歌でも、そうやって人生変えれた方がいたなんて、本当に嬉しかったな。 もうひとつ・・・当時『おやじ狩り』なんて言葉が流行ってたんですが、 歌っていたら、いかにもな恐い子たちに囲まれました! おかげで他のお客様たちは、そそくさと退散して行ったんです。 「やばいな^^;」なんて思いながら歌ってたんですが、歌い終わったらみんな拍手してくれるんです! さっきまで恐いと思ってた子達が、すごくキラキラした目で話しかけてきたんですよね。 「俺もギター弾きたい」とか「どうやったら歌上手くなるの?」とか。 歳を聞いたら、18歳位かなって思っていたのが、みんな中学生なんですよ! そこから友達のギター教室と、私のボイストレーニングがはじまりました(笑) あの子たちの中で、あれから音楽にたずさわってくれてる子がいいな^^ 他にもたくさんの方に出会いました。 「応援してますね!」と心から言ってくれた方もいました。 私の弾くベースのメロディラインが歌うようで好きって言ってくれた方もいました。 それを思い出すと、音楽を止めちゃった事にちょっとだけ後悔が残ります。 なんだか、今日も長い私のつぶやきになってしまったんですが。 とにかく、音楽って素晴らしいですよね! 私は今は曲を書くこともないんですけど、人の心を動かす曲を書いてる方や、 歌を歌って感動を与える仕事されてる方たちを、心から尊敬しています。 それにしても『スローダンス』っていいタイトルだな。 私も、ゆっくりでも心弾む人生を送っていきたいと思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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