文明への灯～豊かさへの道標

前回に引き続き、長岡式酵素玄米について考えてます。

前回の日記はこちら

＜長岡式で売っている器具一式を購入する必要があるか＞

長岡式から一式を購入しないと会員になれないようですので、
会員になりたい方は選択肢がないのですが、
会員にならなくていい場合でも、一式を購入するのに意味があるのでしょうか？

商売上、長岡式専用の器具を買って貰わないと都合が悪いのは分かりますが、
長岡式の主催者に特別な思いを抱くなど、精神的理由がない限り、
特別な物理的効果を期待して長岡式の器具を購入することはないと思います。

なぜかというと、多くが他でも売っている汎用品だからです。
ここのHPを見ると詳しく説明されていました。

http://homepage1.nifty.com/jagaimo/west_nest/09.html#090605

圧力釜は、自然食で以前から有名なヘイワ圧力鍋です。
私の母は45年前から使っています。

ヘイワ圧力鍋
http://www.imonoya.co.jp/pc/pc_ichiran.html

長岡式では特別な細工をしているかと思ったのですが、
裏に長岡式のマークが刻印されているだけで、
他に違いはなさそうです。

保温ジャーも、象印の業務用電子ジャーTHA-C40Aです。

象印の業務用電子ジャーTHA-C40A
http://www.zojirushi.co.jp/syohin/professional/kitchen/THA.html

サンナトリウムという天日干し塩も、
この調子だと特別な細工はしてないでしょう。
あくまで推測ですが、
有機ゲルマニウムの効果が期待できないのであれば、
特別な成分が入っているなどの理由がない限り、
他の同等品でもよさそうです。


＜長岡式酵素玄米をさらに改良する＞

長岡式酵素玄米については、
部分的には非科学的な説明がありますが、
保温ジャーで発酵させる点は素晴らしいと思います。

しかし、さらに改良するとすれば、発芽させる事だと思います。

玄米を否定する人の理由の一つは、フィチン酸が含まれる事ですが、
発芽させるとこの問題が解決できますし、
さらに栄養的にも優れ、GI値もよくなります。

・GI値
GI値とはグリセミック指数（glycemic index)といい、
食品の炭水化物50グラムを摂取した際の血糖値上昇の度合いを、
ブドウ糖(グルコース)を100とした場合の相対値で表します。

つまり値が低い方が血糖値が上昇しにくく体によいということになります。

GI値は、出典によって若干数値は違いますが、
発芽玄米５１、玄米５８、白米８４、食パン９１、フランスパン９５
ですから、発芽玄米は玄米よりも優れていることが分かります。

・GABA
また、発芽玄米には、脳をリラックスさせる成分GABA（ギャバ）が、
玄米の３倍、白米の１０倍も含まれています。

発芽させるのは、真夏や真冬でないと
常温で2日も水に浸けておけば発芽しますから、
そう面倒なことではありません。

こうして、発芽発酵玄米にすると、最強の玄米になるのではないでしょうか。

以上を念頭に入れて最終的に行き着いた私の玄米の炊き方をまとめます。


＜私の発芽発酵玄米の作り方＞

1.玄米を発芽させる（半日毎水を替えて常温の水に半日-3日浸す）
　・一緒に炊く小豆や大豆類も一緒に水に浸して柔らかくする。
　・私は水は水素豊富水（※１）を使うことで酸化還元電位を下げ、
　減圧容器（※２）に入れることで米に水を浸透しやすくしてます。

2.5分以上愛情を込めて玄米をかき混ぜて水を入れ替える。

3.圧力釜で玄米を炊く。（25分加熱、火を止め常圧になるまで蒸らす）
　・雑穀や塩少々も入れる。
　・圧力釜は高圧なタイプほど美味しく炊ける。
　・25分というのは、ヘイワ圧力鍋や、2.44気圧の活力鍋（※３）
　を使用した場合。
　・水の一部を50ccくらい寺田本家の日本酒（※４）にすると美味しくなる。
　・さらに、水の代わりにタマネギの皮の煮汁を使用すると、
　　ケルセチンというアンチエイジング成分が入る。


4.保温ジャーで3日間以上置いて（半日に一度かき混ぜる）、発酵させる。

これで発芽発酵玄米の完成です！！

圧力鍋が面倒ならば、発芽から炊飯まで全自動の炊飯器もあります。
前回紹介した、日本電子工業株式会社の「圧力美人」（HP-664)です。
こちらはまだ4万円以上と高価ですが、
旧機種の「NEW発芽名人デラックス」（IH-0620)が2万円以下で売ってる所もあるようです。
大きな機能的な差はないようです。

圧力鍋で炊く方が確実に美味しいだろうけど、
発芽機能は真夏や真冬には便利ですし、
保温温度も1度単位で選べるのもいいですね。
保温時の消費電力が高いのが少々心配ではありますが。



※１　水素豊富水とは、林秀光先生が提唱されているもので、
　　　水素を発生させるものです。

　　　新しい水の会
　　　http://www.new-water.org/index.html

　　　私は同等品であるマグスティックを使っています。2000円以下で売ってます。
　　　酸化還元電位計で測定すると、-150EV程度まで低下します。
　　　（水道水で約400-700EV、ミネラルウォーターでも約100-200EV）
　　　（気休めと腐敗を防ぐために使ってます。）
　　　（酸化還元電位が低い方が、体を還元して酸化を防ぐと言われています）

※２　減圧容器はいろいろありますが、例えば楽天でも安いのが売られています。
　　　これは弁当箱にも使えるタイプもあり、
　　　腐りにくいので食品の保存に重宝します。

　　　（例）真空保存庫　こういう形のものが丈夫です
　　　http://item.rakuten.co.jp/manmaru/10003959/

　　　（例）長持ちくん　この形の商品は空気が漏れて使い物になりませんでした。
　　　http://item.rakuten.co.jp/markshop/1522268/

※３　活力鍋（アサヒ軽金属工業株式会社）
　　　今はゼロ活力鍋という新製品が出てますが、圧力は2.44気圧で同じです。
　　　http://www.asahikei.co.jp/
　　　圧力が同等のであれば、他製品でもいいと思います。
　　　圧力鍋は何十年も使えますから、いいのを買うことをお勧めします。
　　　フィスラーなど海外製品は、高圧にならないものが多いです。

※４　寺田本家の日本酒
　　　私は一番安い香取を料理酒として使ってますが何でも美味しくなります。
　　　http://www.teradahonke.co.jp/