雨の国立はどちらも勝ち切れず【J1 第29節 町田vs浦和】
8/31(土)ペア招待券が当たり雨の中を国立競技場へ。2024 明治安田J2リーグ 第29節FC町田ゼルビア 2-2 浦和レッドダイヤモンズ 迷走台風の進路が読めない中で開催危ぶまれたが、無事に行われた試合には48,887人の観客が来場。スタンドの半分以上を真っ赤に染めた浦和サポーターは、相変わらずすごかった。私の席は町田サポーター側だったが、優勝争いをしているとは言え、J1初昇格の町田はサポーターもまだ未成熟。こればかりは歴史を重ねて、成熟度を高めて行くしかないな。試合はどちらも勝ちきる場面を逃してのドロー決着で、展開としては、カウンターサッカーの町田がゲームを支配し、逆に浦和がカウンターを狙うという、互いの持ち味とは反対の展開に。しかし町田は作ったチャンスを決める力に欠け、浦和の決定力の高さから後手に回る事になり、一方の浦和は3点目のゴールを全く無駄なファウルで取り消されてしまい、勝利を手繰り寄せる事が出来なかった。1-2の試合終盤、ロングスローから浦和ゴールに迫る町田勝負に徹底的に拘る姿勢からアンチも多い町田のサッカーだが、対戦相手も対策を徹底する中で、昨日の試合も最後の最後に同点に追い付いた執拗さは、優勝争いが出来ている事を示すチームの底力の表れで、相手の嫌がる事を繰り返して生まれた隙を衝く戦い方は、批判するばかりではなく学ぶ事も多いのではないか。PKのボールに水をジャブジャブかけるのは賛同しませんが。結局、ラストワンプレーで町田が同点に追い付いたドローゲームは、第三者目線で観戦した私にはすごく面白い試合だった。試合終了後、退場するレフェリーに浦和サポーターから大ブーイングがあったが、浦和の3点目取消しは正しい判定だったし、アディショナルタイムの取り方も適正。逆に町田側からしたら、PKを取って貰えなかった判定もあって、終わってみればお互い様と言ったところで、あんなにブーイングする程ではないと思いますがね。