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カテゴリ:名所・旧跡
今回の長旅の折り返し地点は山口県萩市。
長州藩毛利氏の城、 萩城と萩の城下町を散策して来た。 萩城跡の入口に建つ藩祖:毛利輝元の像 1600年関ヶ原の戦いで、 豊臣家の大老の1人だった毛利輝元は、 西軍の総大将に祭り上げられたが、 結局戦場には出ないままで敗戦。 関ヶ原では毛利氏一族の吉川広家が、 中立を条件に毛利一族の本領安堵を取り付けたが、 徳川家康により約束を反故にされ、 広島を中心とする120万石から、 周防、長門2ヵ国の36万石にまで、 一気に領地を削られた。 しかも、藩主が居住する城を 日本海側の萩とするよう幕府から指定され、 長州藩士たちは徳川幕府に対しては恨み骨髄。 ホントかウソかは知らないが、 長州藩士たちは夜寝る時は、 江戸の方向に足を向けて寝たそうだ。 そんな長州藩の恨み骨髄の鬱積した感情が、 幕末維新の原動力として爆発するのだが、 歴史の転換点には必要なエネルギーだけれども、 平時にその狂信的なスーパーハイテンションなのが身近にいたら、 正直かなりウザいだろうな。 城内で桝形を形成する大きな石垣 桝形を抜けると本丸を囲む堀の端に出る 萩城本丸入口からいざ入城 本丸側から堀と石垣を眺める 天守は維新後の明治7年に廃城令で解体され、 当時の写真も残っているが、 今は天守台の石垣だけが残っている。 勿体ないな~。 本丸の中には毛利氏を祀る志都岐山神社があって、 幕末のドラマなどでお馴染みの毛利家の家紋がドーン! 城内の散策を終えた後は家臣達が暮らした城下町へ。 町割りが当時のままで、 多くの建物が残っていて、 江戸時代の街並みを感じることが出来て楽しいが、 やはり戦災に逢わなかったのが大きいな。 木戸孝允(桂小五郎)の生家もそのまま残っている。 禁門の変で自刃した久坂玄瑞の像。 私個人的にはこの人はテンション高すぎてムリそう。 典型的な革命型の人物、高杉晋作の像。 平時に生まれていたら、 全てが奇抜過ぎて奇人変人の類いで終わっていただろう。 楽しい萩城と城下町散策、 平日で観光客の姿もほととんど見られなくて、 落ち着いた雰囲気の中で色々な歴史妄想をしながら、 ゆっくり歩く事が出来た。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2024.07.09 07:33:51
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