バルセロナ 3日目 サグラダ・ファミリア
3日目はこの旅行の最大の目的である、スペインの至宝・サグラダ・ファミリアを見に行きました。ここだけは、自宅のPCで予約していました。予約のサイトはコチラシーズンになれば世界中からのツーリストでものすごく混雑するようですが、ワタシが行った1月は朝から行くとそう並ばずに入れるようでした。でも、バルセロナの旅行では最低でもここだけは予約していた方がいいと思います。バルセロナには見所は沢山ありますが、全部予約してしまうと時間に縛られて自由な行動が出来なくなるので、賭けで予約は入れませんでした。(1月なら空いていると思いました)結果的にそれで良かったです。サグラダ・ファミリアは9時~入る時間に指定していたので、慌ててタクシーに乗りました。近づくにつれ、ワクワクドキドキです。ほかでは見る事のない異形の威容に圧倒され、来た人は誰もが見上げるのですが、この大きさにたじろいでしまいます。予約の際に入口を選ぶ事が出来ます。ワタシは生誕のファザードを選んでいましたから、こちらから入場。印刷していたQRコードをピッとしてもらえばすんなり入れます。この細部まで素晴らしい彫刻は、建物全体を"石の聖堂”と捉えたガウディーが、3っのファザードで生誕・受難・栄光を表現するように捉えたそうです。こちらは生誕のファザードの彫刻。その素晴らしさに驚きます。建築が始まったのが1882年です。当初の建築家と依頼主の意見が合わず、翌年、31歳のガウディが抜擢されたそうです。以来、亡くなる73歳までこの教会を作り続け、今もまだ建築中。ワタシが生きている間に完成しない?と思っていましたが、驚異的な工期短縮で2026年に完成予定とか。日本語のオーディオガイドを聞きながら見学します。内部に入ると外部のモノトーンな威厳な雰囲気とは対照的に、ステンドグラスが放つカラフルな光が、華やかに彩られて明るい雰囲気です。主祭壇のイエス像樹木を模した柱と美しく明るい天井。それぞれに意味があるのです。華やかだけど、幻想的な内部でした。エレベーターで上へ上がり、下りは階段ですが、景色を眺めて写真を撮るスポットも多く楽しめます。この巻貝のような狭い階段を下りていきます。人が多いと怖いかも。これは主任彫刻家の外尾悦郎さん作のフルーツ群です。来る直前にNHKで外尾さんの放送を見ていたので、これか!と。日本人の活躍は嬉しいですね。こちらは受難のファザード太陽が沈む西側を向いており、キリストの死がテーマになっています。装飾を排除し、冷たい石の肌をあらわにする事で、受難の苦しみを表そうとしているそうです。生誕のファザードと比べると、これは近年作られた事がよく分かります。NHKで外尾さんが言われていましたが、全てに意味があると。古い書物を紐解いて・・・と、長きにわたる構想で、その色にまで拘った彫刻の数々。完成が待ち遠しいです。それにしても、思った以上の迫力と素晴らしさで、本当に感動しました。入場料を財源として工事がされているので、入るのは結構な値段です。当日買うと€35(約4.300円)ですが、ネット予約だと€29(約3.600円)です。日本語のオーディオガイドと塔に上るエレベーター付きです。ワタシは生誕のファザードから入って良かったです。そして出来るのであれば午前中の早い時間がオススメです。10時以降になると、ツアーのお客さんが入るからです。朝の早い時間ならゆっくり見学出来ます。