カテゴリ:エレキギター
このギターは1998年頃、友人がアトリエZの工房にいて、良いモデルがあるからと呼ばれたのがきっかけで特注したギターです。
AtelierZ 特注 ストラトタイプ 3ピックアップ 友人からの電話で、アトリエZの工房に行きました。今の工房は別の場所にあると思います。当時は東京の新宿に近い初台にありました。そのときはまだ塗装しかけだというボディーだけがありました。友人は「マホガニーに単板でこれだけのものはまず出てこないでしょう!」 僕はその言葉と同時にこの塗装途中のボディーを見て、いくら時間がたったでしょうか!惚れ込みました。 僕は即、このボディーでギターを作ってくださいと頼み込みました。友人は一つ返事「いいでしょう!夏実さんのリクエストだもんね」と・・・ この友人とは以前からよく購入していた横浜の大型楽器ショップで販売員をしていて、本当に彼の甘い言葉に載って、各種楽器を買いました。少なくともギターは5本以上、エフェクターは数々、それに大枚支払ってラックシステムも組みました。でも彼から購入した楽器で残っているのは、Ibanez Pat Metheny Signatures Series PM200-NTだけで、後は惜しくも売り払いました。現にこのギターを購入することが決まったとたんに「Fender Usa staratcaster 1954」(ヴィンテージものではありません)を速攻でネットで売り払いました。 オーダーになりますから、後は僕のこだわりにもなりました。
3ピックアップにフロイトローズ ピックアップは3つで、一番上のフロントピックアップは、コイルがダブル巻、センターのピックアップは、シングル巻、リアのピックアップはダブル巻にしました、ピックアップの切り替えスイッチは、5スイッチ(ハーストーンが大事なので)です。ピックアップの位相を変更する「フェイズ切り替えスイッチ」もつけました。フェイズをつけるとサウンドは2つのピックアップが出す音の波形が打ち消し合うように組み合わせるようになって、これをオンにすると切れ味鋭いファンキーで独特なサウンドがでます。
フェイズ切り替えスイッチ 次はアームです。ストラトキャスターを代表するさまざまなエレキギターのブリッジやその後ろ(テールピース)から生えている金属の棒、これが「アーム」です。これには当時では高級と言われていた「フロイトローズ」を使用しました。これは今でも定番になっていて、だからこの前破損した部品も直ぐ手に入るという訳です。 後は仕上がりまで、アトリエZの工房の彼に任せました。仕上げってきたのがこのギターです、仕上がってきてからもう25年ぐらい立つのですが、今でも惚れ惚れします。音もぐっとエッジがかかった素晴らしい音がします。 このギターでは横浜時代は本当に大活躍しました。僕に取ってはバンドでのオリジナル曲はこのギターで生まれたという形です。オホーツクに来てからは、プロのボーカリスト藤原美穂さんのライブでは僕の大好きな曲の「プレイヤー」のソロをこのギターで弾かせていただきました。本当に感動でした! 僕にとってこのギターは本当に愛するギターたちなのです。
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最終更新日
2022年10月18日 11時25分51秒
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