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テーマ:愛しき人へ(903)
カテゴリ:徒然なるままに
日付が変わるころ、 相方の父が静かに逝った。 しばらく闘病をしていたけれど 生命力のあるひとだと思ったので、 きっと元気になると思っていた。 また明日ね。 そう言って病室をあとにした 6時間ほど後に、 おとうさんは逝った。 静かで とても穏やかな顔をしていて、 かすかに笑みを浮かべている おとうさんの顔からは、 もう痛みも苦しみも感じられなく、 それが救いであり、 そして猛烈に寂しかった。 父親がとっくのとうにいない私にとって おとうさんは実の父のようであって、 本当に大好きだし 可愛がってもらっていた。 花が好きだったおとうさんは、 たくさんの花が咲く季節に旅立った。 またいつか、 花を眺めながら おいしい焼酎を飲みましょうね、 おとうさん。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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