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カテゴリ:長男ルンバのわんぱく記
朝から仕事を1本終わらせると、身支度をして子どもたちと保育園へ。送り届けるとそのままホールに行った。
先週の金曜日、インフルエンザのために卒園式と進級お祝い会を欠席したルンバ。 そのために見られなかった合奏と劇を、今日見せてくれるというのだ。月曜日にお迎えに行った時に、担任の先生から知らせを受けた。 ルンバの快復がもしも遅れて、会から間が空きすぎてしまったら、できないかもしれないな…と先生は思っていたそうだ。 けれどルンバの快復は早かった。園の行事の関係もある。間に合って本当によかった。 ホールに行ってみると、卒園式風にイスが並べられていた。 式の時に飾ってあったお花まで。 それを見ただけで涙が出そうだった。 ここまできちんと「会」を開いてくれるとは、思ってもみなかったのだ。 わたしにべったりと離れなくなってしまったパルタと並んで座り、2~4歳児クラスの子どもたちが観客になって、年長さんの合奏は始まった。 ルンバは熱を出す前日、「ぼく、まだ合奏がうまくできないの。どうしよう、不安だよ」って言っていた。 「あしたいっぱい練習すれば、きっと大丈夫だよ」 そう言って寝た夜に熱を出したのだ。 そのことを思い出したらしく、 「ぼく、楽譜が見たい!楽譜見せて!」と先生にお願いし、直前までお友達と楽譜を見ていたルンバ。 年長さんが入場した。 合奏が始まった。曲は「天空の城ラピュタ」のテーマソング、「君をのせて」。真剣に演奏する子どもたち。 ルンバの手元があやしい。横のお友達をちらちら見てる。きっと間違えちゃったんだな。がんばれ、がんばれ。 パルタをだっこしながら、祈るような気持ちで聴いた。 合奏が終わると、年長さんたちはいったん退場。そして衣装を身に着けて、再び入場。 「ピーターパン」の劇の始まりだ。 小さい子どもたちもこの劇は大好きらしい。みんな一緒になって歌いながら見てる。 ルンバはウェンディの弟、ジョンの役。歌って踊る君の姿を見られて、本当に本当にうれしいよ。 一生懸命、練習していたものね。こうやって、小さなお友達と、ママの前で、披露できてよかったね。 劇が終わると、今度は卒園証書の授与。これもきちんと会場を作り、本番の式の手順に沿ってやってくれた。 担任の先生が、ルンバの名前を読み上げる。 返事をして起立したルンバのもとへ、わたしが行く。 ルンバ、園長先生のもとへ。 園長先生が証書を読み上げ、続けて語りかけてくれた。 「ルンバくんは虫がとっても大好きで、 お友達からも『虫博士みたい』って言われていたね。 それから刺し子。先生にやり方を教えてもらったら すぐにできるようになって、 ルンバくんってなんでもできるんだなって、 先生とってもびっくりしました。 小学校に行っても、がんばってね」 証書を受け取るルンバ。くるりと観客のほうを向いて、 「ぼくが大きくなったら…、虫博士になりたいです!」 そしてわたしのところに来て、証書を渡してくれる。 「卒園おめでとう。がんばったね」 証書を受け取る。胸がいっぱいだ。 一度席に戻ると、すぐ退場。 本当は卒園児と保護者一人が並んで退場するのだけれど、わたしからべったり離れない次男を見て、先生が「よかったら、パルくん(次男)も一緒にどうぞ」。3人で並び、子どもたちと先生方の拍手に送られて退場した。 先週の式の時にいっぱい泣いたから、なんだか今回は清々しかった。 みんなと一緒に式をできなかったのは残念だったけれど、もしかするとそのぶんよけいに、思い出深い卒園式になったかもしれない。 式の時、一緒に写真を撮りたいと言ってくれたクラスのみんなにも、こういう場を設けてくれた先生方にも、ルンバの卒園を祝福してくれたすべての方々にも、感謝の気持ちでいっぱいだ。 本当にありがとう。 そしてルンバ。今度こそ本当に、卒園おめでとう! (でも保育園は3月いっぱい続くんだけどね) (ルンバ6歳/パルタ3歳) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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