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カテゴリ:中国での食べ物
☆陝西省の少吃や麺の味付けは
辛くてすっぱいことが多い。 もちろん夫の実家の味付けも 辛くて酸っぱい。 これは夫の実家だけでなく その地域全体の味付けはみんなそうで 春節(旧正月)に遊びに行ったとき 近所のおうちや ちょっと遠い親戚のおうちで ごちそうしてもらったが 出された料理が 一皿一皿みんな同じ味付けだった...。 (つまりどれも、辛くて酸っぱい!) 私とお付き合いしてから 辛いものを食べなくなったとは言うものの それでももともとそういう味付けで育ってきた夫は 基本的に私の作る料理に文句はつけないのだが やっぱり私の味付けに物足りない時があるらしく いちど辛いものをめぐって大喧嘩になったことがある。 それから一時 夫専用にいちいち辛い料理を 味見もせずに作ってたんだけど 味見してないから本当においしいかわからないし だんだんめんどくさくなって 辣椒油(ラー油)を作ることを思い立った。 (これならふつうのお料理に 好みに応じて自分用にかければいいだけ) ふつうは粉トウガラシを使うらしいんだけど うちには去年の8月中国のママ(夫側の母)が 北京に来た時に残していった乾燥トウガラシが 残っていたので 今回はそれを使うことに。 (それを使い切りたいって言うのも ラー油を作る理由のひとつだったりする) 私はてっきり 油の中にトウガラシを入れて いためるのかと思いきや (イメージしてたのはガーリックオイルを作る感じ) 夫いわく 「まず油を鍋の中で熱して それをお皿に入れたトウガラシの中にかける」 とのこと。 早速キッチンで 適当な量の乾燥トウガラシを 適当な大きさに輪切りして 種も捨てずに おわんの中にいれておく。 それから熱した適当な量の油を 細かい輪切りにしたトウガラシのうえに ゆっくりかける。 あまりに真っ赤で怖い... 「ジュッ」という熱した音と共に トウガラシの香ばしい匂いが あたりに立ち込めた。 その時初めてわかった 中国人が辛いものが好きな理由。 みんなおいしいもの(辛い)を目にすると 「好香、好香」(いい香り~) という理由。 ものすごいいい香り! まさかトウガラシが こんなに香ばしいとは 思いもよらなかった。 辛いもの(苦いものも)大大大キライな 私でさえ 思わずうっとりするくらいなんだから 好きな人には この香りたまらないんだろうなー。 ようやく一つ理解を深めた気がして ちょっと満足げな私。 しばらく油がさめてから (もっのすごい高温!危険!) ジャムのビンに入れて完了。 ジャムのビン(甘い)に辣椒油(辛い)って皮肉な... ちなみに この適当な配合が功を奏したようで 夫いわく 「辛すぎず辛くなさ過ぎない辛さ」の 辣椒油(ラー油)が出来上がった。 その日の夕飯は ラー油をかけてご機嫌な夫。 ふう、 これでケンカの火種が一つ減ったわね (充実感いっぱい) スーパーで 辣椒面/辣椒粉(粉トウガラシ)が 売ってるけど なんだか扱ってる時に 粉トウガラシが飛びそうで怖いので たぶん当分は乾燥トウガラシで 作り続ける予感。 中国人家庭はみんな自家製なのかな~? ☆本日の最高気温最高29度 最低気温22度 徐々に晴れてきて、また暑く もっと北京の情報を集めたいならこちら ↓ にほんブログ村 海外の食べ物に興味があるならこちら ↓ にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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