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テーマ:生き方上手(689)
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暑い日が続いてますね。
ここ福岡もずーっと晴天で、来週あたり海に行こうかと考えてるところです。子供たちはもうしっかり夏休みですからね~。 先週、会社の方で「コーチング研修」なるものを受講しました。 コーチングって言葉は聞いたことがあっても、実体を全く知らなかったんですが、どんなものかはよくわかりました。少なくとも名古屋コーチンとは関係ありません(笑) 講師は、このページの真中あたりに載ってる頭ツルツルのこのおっちゃん。福岡の会社ながら、全国を飛び回ってコーチングしてる人物です。色んなワークを織り交ぜながら、誰一人居眠りするものもなく、大笑いしながらの勉強でした。面白かったですね~。 コーチというと、スポーツのコーチをまず思い浮かべてしまいますが、今では世界の大企業の経営者たるもの、たいてい専任のコーチをつけるのが常識のようです。日本でも、トヨタ、日産、マツダ、JR東日本、電通、三菱自販など、多くの企業が次々と導入しつつあります(日産なんか、社内コーチが何人もいて、カルロス・ゴーンさんのお墨付きで、そのコーチたちは、世界中のどの会議にもフリーパスで入れるようになってるそうです) コーチといっても、スポーツのコーチのようにその分野の専門知識・技量に秀でてるわけではなくて、クライアントに質問を投げかけることによって、クライアントが自ら気づき、行動するように仕向けていくというスタイルです。だから、専門知識は必要としません(世界の経営者のうち5本の指に入るといわれるGeneral Electric会長のJ・ウェルチ氏の専任コーチは27歳の女性だそうで、当然マネジメントの専門家ではありません) コーチングの哲学というのが面白いです。 ○人間は無限の可能性を持っている ○答え・能力はその人自身が持っている ・・・このあたり、ものすごーく賛同できますな(^^)b ちょっとカウンセラーと似てるような気がしますが、この前の講義ではこんな話をされてました。 カウンセラー:自転車に乗る不安を取り除く人 コンサルタント:自転車の乗り方を教える人 コーチ:一緒に伴走する人 コーチングの説明はここ 盛りだくさんの研修で、得るものも大きかったんですが、その中からいくつかかいつまんで備忘録として書いておきます。マネジメントやら部下の育成などに留まらず、人と人とのコミュニケーションがある所には、必ず活かせる技法です。 ■サポートとヘルプは違う ヘルプは緊急時など一時的な場合にのみ行い、普段はサポートを心がける。 ヘルプ:川のそばでお腹を空かしている人に、魚を釣って食べさせてあげる サポート:川のそばでお腹を空かしている人に、魚の釣り方を教えてあげる ■クライアント(例えば部下や子供)が「○○がわからない」と訴えてきた時、どこがわからないかを尋ねるのではなく、「どこまでわかっているか」「どこまでやったのか」を、丁寧に聞いてあげるほうがいい。こうすることによって、クライアントの取った行動を把握できると共に、部下の方にもやったことを聞いてもらえる喜びが生まれる。もちろん、話すことによって、わからないことが解消するケースも多い。 ■「あなたは○○です」というYOUメッセージよりも、「私は△△です」というIメッセージの方が心に響く。相手の行為に対して、自分がどう感じてるかを伝えると、相手の心に深く残る。「「君はよくやってるね~」よりも、「君ががんばってるのを見てると、こっちもやる気がでてくるよ」という具合。特に子供には「・・・なので、お父さん(お母さん)は嬉しい」という言い方は効果的。 ■結果承認より事実承認を重視する。結果だけに執着すると、良い結果が出てないと苦しくなるが、相手の成長度合いやプロセスの方を“承認”する。この場合、無理にほめなくてもよい。単に、これをやってこうなったという事実をひとつひとつ認めてあげるだけで、相手には喜びが生まれる。 ■Open Questionを心がける。Yes・Noや、限定された範囲の答えを求める質問ではなく、6W3Hで答えるような質問が、クライアントを創造的にする。(When, Where, Who, Which, What, Why, How, How much, How many) このコーチの資格は約2年あれば取得できて、また仕事として主婦がアルバイトでやってたりするそうです。だいたい週に1回30分の電話で、月に2万~10万といった相場らしい。 最近、カウンセラーになりたいという人がどんどん増えてますが、このコーチという資格も面白いんじゃないかと思います。興味がある人は取り組んでみてはいかがでしょうか。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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