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テーマ:生き方上手(689)
カテゴリ:これからの時代
ここんとこ休日はずーっとハウスメンテモードで、ひたすら家の補修をやってます。
先週は、床の補修&ワックスがけのために、ずいぶん久しぶりにたっぷりと雑巾掛けをしました。最近は、化学雑巾と掃除機の発達で、雑巾掛けしない家も多いと聞きますが、やってみるとあれはいいですよね。 まず、普段目の届きにくい下の方の汚れがよくわかること。そして足腰の鍛錬にもいい。ヘタにスポーツジムなんぞに金を払って行くぐらいなら、家で雑巾掛けをした方がいい(笑) ある産院では、妊婦さんに雑巾掛けをノルマとして課してるところもありますから、これから妊娠・出産を考えてる方は、安産のために雑巾掛けをおすすめします。 そしてなにより、自分の手を使って家をきれいにしているという感覚がいいじゃありませんか。家でも車でも自転車でも、大事にして可愛がってあげると、イザというときにきっと守ってくれると僕は信じてるし、子供たちにもそう話してます。 常々思ってることですが、現代生活では、雑巾掛けに限らず親が労働してる姿を子供に見せることが、昔に比べてずいぶん減ってるように感じます。特に、(夫がするにしろ妻がするにしろ)家事労働ってやつを子供に見せる機会がどんどん減ってるのが、これでいいんやろか?といつも思います。 掃除は掃除機なので箒は使えない、洗濯は洗濯機あるいはクリーニングなので自分で糊付けもできない、料理はお弁当か冷凍食品かデパートの地下のお総菜だったり。最近は食器洗い機を持ってない家庭の方が少数派のようですが、いずれ自分では食器も洗えない若者たちが町にあふれることでしょう。 前にも書いたように、不便で手間のかかる非営利文化を捨てて、お金を使って解決しようというのが現代の趨勢ですので、これはしょうがないことなのかもしれません。 かつて電気もガスもなかった頃、おかあさんというのは、朝の水くみ&火おこしに始まって夜中の繕い物にいたるまで一日中ずーっと働きっぱなしで、しかも食事はいつも残り物という大変な重労働だったそうです。子供はそういう姿を間近に見て育ってるから、父親に反発する子は大勢いても、母親にたてつく子はまずいなかった、という一文を読んだことがあります。 そうした時代に戻った方がいいとは決して思いませんが、では今の方向でこのままいくでしょうか? 蛇口をひねれば水が出る、コンセントにはいつも100V、暑くなったらエアコン入れて、食事作るのが面倒くさければ外食で、近所のコンビニに行くのに車に乗って、服もちょっとくたびれたらゴミにして・・・・こんな途方もない、人類がこれまで全く経験したこともないような“異常事態”が、この先もずーっと続くと思いますか? これがずーっと続いてそれで何も問題ないのなら、それに越したことはないと思いますが、はたして、、、。 ちなみに、僕の“先読みレーダー”は、ぜいぜいあと10年くらいかな~と感じてます。 ここんとこ頭の中で響いてるコトバ・・・「脱・ライフライン」。今の僕らの生活が、食料、水、石油、電気、ガスなどがすべて滞りなく未来永劫安定供給されるという前提の上に、かろうじて成り立っている砂上の楼閣だと思うからです。 もっと生活の足腰を鍛えたい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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