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テーマ:生き方上手(685)
カテゴリ:日常あれこれ
福岡でも最高気温が10度を切るようになって、いよいよ年末らしくなってきました。
うちの家族は皆お正月が大好きなので、その準備に大忙しです。 今日は、火鉢を出してさっそく鉄瓶でお湯を沸かしました。あのシュンシュンいう音を聞くと、冬だなあとしみじみ思います。 炭を使うのに前々から不満だったのが、火起こし! 火起こし鍋に炭を入れてガスコンロにかけて10分くらいかかります(^^; それで今年は新兵器を導入しました。その名も「火起こし達人」(800円くらい)。金属製の円筒に、焚きつけとして新聞紙2,3枚と割り箸4,5本入れれば、炭に火がつくという代物です。やってみたところ、これは時間も早いし、火もよく起きる! 要はまあ、煙突効果で燃焼効率がいいんですね。ただ毎回割り箸を使うのは勿体無いので、息子の工作の残りの木切れや枯れ枝なんかを鋸で挽いて、小さな薪にしてます(担当=息子)。 考えてみれば、昔はみんな燃えるものはみんな“おくどさん”(=かまど)か風呂の焚きつけにしてたし、それでなくても燃えるゴミは各家庭で燃やしてました。今は、プラスチックなどの“燃やせない燃えるゴミ”が多いとはいえ、全部お役所にゴミ処理を委託して、そのために税金払ってるのはバカバカしいですね。しかもその結果、どこの自治体もゴミ行政は破綻してるというのに、、。 この「火起こし達人」のおかげで、我が家は冬の間は何でも焚きつけにできそうで、なんか楽しみです。 これに難点がひとつあるとすれば、それは煙。炎が出てくるまでの2,3分、かなり煙がでるので、近くに洗濯物を干してる時には要注意です。まさか近所から苦情は来ないとは思うんですけどね、、、。 その昔、仁徳天皇が庶民の家々から煙が出てないのを見て嘆いたという故事も、今は昔ですね(^^; 今日は餅つきもしました。 出来れば臼と杵でつく本格的なやつがやりたいんですが、臼がかなり高価だし、一軒の家だけでやってもすぐに搗き終わって面白くないので、餅つき器でやってます。 今年はヨモギ餅にも初挑戦しましたが、なかなかいい出来です。明後日は鏡餅にも挑戦です。 子供たちも大騒ぎしながら、お餅を丸めてくれました(博多のお餅は丸いんです)。途中、蒸したてのおこわを食べたりあんこをなめたり、失敗作のお餅にかぶりついたりと、手伝ってるのかがっついてるのかわかりませんが、家族みんなで作業するってのがいいなあと思いました。 この前の味噌作りのときにも思いましたが、最近の家庭は、家族そろってのこうした共同作業ってどうなってるんでしょうね? 家族そろって何かやるといえば、外食かレジャーしかないとすると、なんだか寂しいですね(^^; 家族レジャーの楽しみもいいもんですが、ただお金を出して受身でサービスを受ける喜びよりも、自分たちで手間暇かけて何かを作り上げる作業を家族で共有すると、レジャーなんかと比べ物にならない宝物を得るような気がします。 働くことの意味、生活に対する姿勢、家族としての一体感、集団の中で自分の役割を見つける目・・・僕は知らず知らずのうちに、親からそういうものを受け継いできたんだなと、ふと親に感謝したくなりました(^^) それにしても、こうした年中行事の際には、同居の義母の存在がとてもありがたく思えます。かみさんでは、まだまだ到底あの域には達しません(^^; 年寄りがやっかいもの扱いされるのも、こうした行事をないがしろにしてるからだとつくづく思います。 p.s 余談ですが、今日久し振りに『サザエさん』を見ましたが、磯野家は、臼と杵で餅つきをやってました。 ふと見ると、餅をつく波平さんの足が逆!(笑) この原画を描いた人はやったことなんだろうなあ・・・。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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