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お気楽者でいこう!

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けんパパ@福岡

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January 20, 2005
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テーマ:生き方上手(685)
カテゴリ:子育てあれこれ
 かつて僕の少年時代に「巨人の星」「タイガーマスク」「あしたのジョー」などがキラ星のごとく連載されてた少年マガジンという雑誌があります。
 コンビニで手にとった少年マガジンの、たまたま見た「クニミツの政(まつり)」という漫画が、大胆にも薬害を取り上げてました。先週号が解熱剤の話で、今週号がそれから発展してインフルエンザの予防接種の話。

 我が家はどちらも全く無縁で、予防接種は全く受けさせてないし、子供に解熱剤なんか飲ませたことないので気楽に読めましたが、ごく普通に子育てしてる家庭は、結構ショックかもしれないですね~。
 多分、子供が熱を出す-->結構高く上がる-->ヘレン・ケラーという印象を持ってる人が多くって、脳に異常をきたさないようにと、早目に解熱剤を飲ませてる家庭が多いのではないかと思います。

 僕も知りませんでしたが、41度以下の熱で脳症を引き起こすことはないそうです。たったこれだけの情報でも、かなり気楽に子育てできると思うんですが、それが一般化してないところを見ると、何かしら隠された意図があるのではと思いたくなりますね。

 そもそも熱というのは、ウィルスを殺したり体内にたまった毒素を燃やすために、自然治癒力が働いた結果として起きてる現象ですので、それを抑える行為というのは、病気を長引かせるだけです。 だから、我が家では熱の時は自然治癒力を高めるために体を暖めてやるし、ホメオパシー治療でも熱を出しきるための薬(レメディ)なんかが用意されてます。それが普通のお医者さんに行くと、「暖めると熱があがるので気をつけてください」なんていう人もいるみたいでビックリです(^^;
 繰り返しますが、「熱があがること=悪いこと」ではありません。むしろ体のエネルギーが強い人ほど(例えば子供)高い熱が出ます。

 その漫画の方では、解熱剤の副作用の問題が大きく取り上げられてました。本当は解熱剤の副作用によるものなのに、「インフルエンザ脳症」という名前をつけることにより、その責任の所在を曖昧にしてるという話です。
 こんな名前をつけてるのは日本だけで、しかも解熱剤の副作用として重い脳症になる可能性があることをこっそり書いておきながら、解熱剤とインフルエンザ脳症の因果関係は否定するという、まるで初期の薬害エイズのような状況になってるのがよくわかりました。

 しかもこのインフルエンザ脳症というネーミングには、もうひとつ意味があって、このネーミングによりインフルエンザの恐怖を煽り立てるのに大成功したんですね。その結果、予防接種の接種数が飛躍的に伸びてる様子がグラフで示されてました。
 このネーミングが登場するまでは、インフルエンザの予防接種には効果がないということが、あちこちの疫学的調査で明らかにされたり、副作用の被害が相次いだりして、1994年には30万人まで落ち込んでいたのに、今や2000万人を目指そうかという勢いなんだそうです(現在750万人)。
 最近、研修でビジネスモデルの勉強をしていますが、このビジネスモデルは見事ですね~(^^;
 解熱剤の問題を隠蔽できる上に、インフルエンザのワクチンも爆発的に売り出せるわけですから。

 結局のところ、医療も産業なんだなあと思いますね。
 産業となればお金を儲けないと成り立たないわけで、そうすると必ずどこかで「命とお金どちらを取りますか?」というボーダーラインが出てきます。そして、日本の場合は基本的にエコノミック・アニマルで、残念ながらお金の方を選択している場合が多いと感じてます(エイズを思い出してみましょう)。

 ある力のある産業の発展を阻害するような問題は、よほど社会的に大きな問題にならない限り、黙殺されるんですね。それもたいてい官民一体となって、陰湿なまでの隠蔽工作が行われます。この辺は、農業問題でも環境問題でも何でもいいから突っ込んで勉強してみるとすぐにわかります。

 この漫画は、ある医師にインタビューした内容を、編集部が大胆にもそのまま載せているわけですが、そんな勇気のある“危ない”医者は誰だろうと思ったら、慶応の近藤誠氏でした。
 覚えてますか?『患者よ、ガンと闘うな』の著者です。
 あの本も、ガン治療の実態を描いていてなかなか興味深く読みましたが、抗がん剤の認定プロセスって何ていい加減なんだろうと思いました。だって、ちょっとでもガン細胞が小さくなったら、もう効果あり!として認定されるんですよ。それが一時しのぎなのにも関わらず。

 それにしてもこの近藤先生、こんなことしゃべって、医局の中で村八分にされるんじゃなかろうかと、他人事ながら心配してしまいました。もう慣れっこなのかもしれませんが(^^;

 まあ、興味がある人は、話の種に漫画でも読んでもみてくださいな。
 別に、解熱剤の副作用に怯えなさいといってるわけではなくて、むしろそんなもんは、まず大丈夫だと思ってて、それよりも、僕らが当たり前と思わされている事柄が、実は誰かの利益のために作られたものだというケースがよくあることを知ることの方が大事だと思ってます。

 どこかの新興宗教やカルト教団の話を聞いて、なんでこんな妙な教組の言うことを信じてるんだろう、ばっかじゃないの、と思うことがよくあると思いますが、実は僕らも実態はあまり変わらないという冴えないお話のひとつです(笑)

 子供なんて39度の熱があっても、どうかすると真っ赤な顔してはしゃぎまわって遊んでます。自分の感性の声をちゃんと聞いていれば、「おいおい、おとなしゅう寝とかんかい!」と言いながらも、まあこれだけ遊べりゃ大丈夫やろ、と安心して見守れるだろうと思うんですね。解熱剤も抗生剤も必要のないときはいっぱいあります。

 試されてるのは、ぼくらの感性であり、直感であり、そして日頃の生活習慣だと思います。






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Last updated  January 21, 2005 01:35:37 AM
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