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あれから一週間が経ち、全てが終わりました。長い長い一週間でした。
検査入院から数えて丁度2週間目に家族を残し一人静かに旅立って逝きました。 あまりにあっけなく終わってしまった兄の幕切れに時間が止まったままのような気がします。 とうとう最後まで自分勝手で我がままな奴!最愛の妻に残した言葉はたった一言 「・・・あ・・・!」 何を言いたかったのか何を伝えたかったのか・・・ 最愛のパートナーに最後まで自分を丸ごとさらけ出せる5歳年下の妻に言いたかった言葉は勿論一つしかない! 止まったままの時間・・それでも色んなことが執り行われ・・ 何がどうなったのか理解不能なまま違う世界から現場を眺めている自分がいるのに・・・事務的に動いている自分も其処にいて・・・ 憔悴しきった友人にかける言葉は自分に言い聞かせる言葉でもあって気の利いた言葉なんか一つも出てこない・・・ 難しくないはずの手術に異常なほどの時間がかかり「終わりました、こちらへどうぞ」と連れて行かれた所には既に抜け殻になった脳死状態の知らない人がいて、覗き込んで見てもやっぱり知らない人で・・・こんなはずではなかったと言われても・・・何て答えたら良いのか・・・これが現実!これが全てであって、それ以上でも以下でもない現実!頭が真っ白になると言うのはこういう事なのかと妙に冷静になってみたりして・・・ 予想外!想定外!判断ミス!医療現場で一体何が起こったのかさえ理解できないまま・・・この思いもよらぬ現実を受け入れろというのでしょうか! どう思っても何をしても事態が変わる訳がなく兄が戻ってくるわけでもない。 一人残された友人! これから誰も居ない家に帰り自分の為の食事を作り独りぼっちで向う食卓! 神様が存在するならどうか・・どうか友人の為に兄を帰してほしい! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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