言語交換、文化交換、楽しいなぁ
お互いにお互いの言語を教えあう言語交換。サリーもしています。無料な上、相手はネイティブですから文化の違いなど、色々教えてもらえます。言葉以上のものも学べます♪文法など細かいところはさっぱり学べませんが「この表現はおかしい」「この表現はOK」「この表現は下品だから使わない方がいい」「この表現は新聞みたいだから会話には使わない」など、この程度のことがわかれば十分です。昨日は、今度日本語検定1級を受ける言語交換友達に「時間も時間ですし」の意味を聞かれました。日本人なら誰にでも簡単にわかる表現ですがこの日本語、かなり難しいかもしれません。時間も時間ですし、は直訳すると「Besides, time is time, too」という感じかしら♪彼女もやはりこのように理解したそうで、どういう意味だかさっぱりわからなかったようです。「これは、時間がない、もう遅い、という意味ですよ~」と、教えてあげました。理屈はわかりません。文法的な構造もわかりません。ですから「似た表現はありますか?」と、追加で聞かれても「テレビもテレビですし・・・・は言いません」「公園も公園ですし・・・も言わないなぁ」と、本当にお粗末なことしか言ってあげられません。(これで、一年間日本語講師をしていたのですから 自分でも信じられません)いつもこの調子です。丸ごと覚えてね、と伝えておきました。お互いこのレベルなのですが、とても楽しいです。サリーが昨日準備したお題の一つは、割り勘についてです☆(話す内容をあらかじめ考えておきます)こちらの国では、割り勘は一般的ではありません。割り勘は、同僚とかクラスメイトとご飯を食べる時だけ。(つまり毎日一緒に食べる昼食の時だけ)友達、恋人、親戚、などの場合は割り勘にはしない、と言い切られました。恋人、親戚、はわかりますが、友達でも割り勘にはしません。基本的には誘った人が支払いますがわざわざ出向いてきてくれた友人に、出向いてもらった側が支払うのもごく一般的だそうで、支払いのタイミングや支払い方も皆、とてもスマートです。いつのまにか、ささっと支払いを済ませ「さ、行こうか」となります。男も女もみんなこれができちゃいます。レジの前で何人もがお財布を開いて立ち止っているなんて光景は見たことがありません。(日本ではよくレジで一人一人別々に支払っていたけれど)一方サリーは割り勘文化の持ち主です。日本でのランチでは基本的には100%割り勘でした。学生時代ならともかく、子供を持ってからの食事で[ごちそう]なんてことはしたこともされたこともほとんどありません。その上、気付かないうちにスマートにお会計を済ませるなんてそんなかっこいいこともしたことがありません。ですから、こちらの人とご飯を食べると、いつも慌てます。いいよ、いいよ、割り勘にしようよ、とか私が払うよ、今回は払わせてよ、とかぶざまな主張をしたうえで、結局払ってもらうことになります。かっこわるいのです・・・。言語交換相手は、ネットでも探せます。[言語交換]と検索し、適当な掲示板を見つけてそこに「日本語を教えてくれる人を探しています」と書き込んでいる人にメールを出します。このようにして見つけた相手とは、相性が合わない場合もあります。空いている時間が合わないケースもあります。サリーの場合、休日や夜は空いていませんから土日が休みのフルタイム業務をしている人とは続きません。学生さんとか、平日にも休みがある人じゃないといけません。男性の中には、女性の友達を見つけたいだけの人もたくさんいます。掲示板に自分の連絡先を載せた友人(女性)によるとメールをくれた人の9割以上は、女友達を探す男性だったそうです。まともな人は全然いなかった、と嘆いていました。でも、根気よくコンタクトをとると、合う人が見つかります。サリーが今一番親しく交流しているのは、日本へ留学中の学生さん(女性)で、いつもスカイプで話をしています。時差がそれほどないこともあり、日本に住む彼女とは長く続いています。近所に住む友達とよりも、彼女との方がよっぽどざっくばらんに話ができます。毎回スカイプですから面倒ではありませんしいい距離感が保てます。便利な時代です♪にほんブログ村