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テーマ:■ムービー所感■(484)
カテゴリ:日本映画
茨城県下妻市はいまだヤンキー文化が隆盛を誇る田舎町。そこに住む竜ヶ崎桃子は、代官山にある某ロリータファッションブランドに熱を上げる、全身フリフリの女子高生だった。服代を稼ぐために、父親のかつての商売道具、偽ブランド品の個人販売を始めた彼女は、それを買いに来た原チャリをかっ飛ばすヤンキー娘・イチゴと出会うのだった…。 話題作「嫌われ松子の一生」の中島哲也監督作品です。 今までにないような斬新な演出が話題を呼んで評判も良かったので、いつか観よう~と思っていたら先日地上波で放映されました。 ロリータファッションの桃子(深田恭子)とヤンキーのイチゴ(土屋アンナ)。 自分の周りにはまったくいないタイプでしたが、おバカで突き抜けていてとにかく可愛いふたりでした。 笑いどころが的確にツボにはいって楽しい 恥ずかしげもなく好演した主演のふたりに拍手~ フリフリの洋服を着ている桃子は、友達もいない。 わが道を突き進む彼女の性格はキャッチコピーそのまま。 ‘根性ねじまがってまーす’ それはそう。実際にこんな娘がいたら、絶対友達いないはずです。 彼女のねじ曲がり具合がとても気に入ってしまいました。 深田恭子はシリアスなのより、ずっとこの路線が似合う気がします。 フリフリの洋服を着て、可愛いさ遺憾なく発揮! という感じです。 ヤンキーを演じる土屋アンナちゃんも、ツバ吐いたり啖呵切ったり、見事に好演していました。 彼女の頭突きはサイコーにうけました。 内容なんてないようなものかもしれないけど、見終えた後の清々しい爽快感に、評判の良さが頷けるコメディでした。 性格も見た目も違うふたりの友情物語。 なんで一緒にいるの?というほどの凸凹コンビが、凸デコと凹ボコだけに上手く噛み合わさっていくようでした。 お互い欠けてるところを補って、大切なものが芽生えていく... ロココ時代を愛するぶりぶりの桃子が、沢山のヤンキーに向って啖呵切り怒鳴るラストシーンもグー 可愛いだけじゃダメよね、などと思うので。 アニメが途中で入るのも、映像に落書きを入れたような演出も楽しいです。 「嫌われ松子の一生」は行き付けの劇場にこなかったのですが(観に行こうと思ってたのにー)早く観たくなりました。 こんなロリータやヤンキーなら許容範囲だな~ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 監督 中島哲也 脚本 中島哲也 音楽 菅野よう子 原作 嶽本野ばら 『下妻物語』 出演 深田恭子 、土屋アンナ 、宮迫博之 、篠原涼子 阿部サダヲ 、岡田義徳 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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