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テーマ:■ムービー所感■(484)
カテゴリ:日本映画
北海道を旅する寅次郎は、旅館のドラ息子の毒牙にかかろうとしている、ひとり旅の娘・ひとみを助けた。彼女はとある会社社長の息子と結婚を控えながら、幸せを感じられず悩んでいたが、寅次郎にたしなめられ、数日後豪華な結婚式を挙げる。...しかしウエディングドレスのまま式場を飛び出し“とらや"に逃げてくるのだった! ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ブルジョアな雰囲気が漂う、いつもと一味違う寅さん23作目。 翔んでる桃井かおりがヒロインを務めます。 裕福な男女が、一度の破局を乗り越え結ばれるまで。 タコ社長の工場で働く職工の結婚式から始まり、ひとみの結婚式で終わる、粋な展開です。 映画「卒業」をパロッたような、花嫁衣裳で「とらや」に逃げ込むシーンなどは、なんとも笑えていつもながらついわくわくしてきますね~ 今度の寅さんはキューピット役。 それでも期待してしまうのが寅さんで、お決まりの失恋が待っています―― 桃井かおりのお相手が布施明という時点で、ふたりのハッピーエンドは分かりきってしまいますが、地味だけど優しい男を演じた布施さんは好演してました。 最後の身内だけで披かれた結婚式で歌うシーンは、ギター片手に美声を披露していて本作の見所でもあります。 良くも悪くも桃井さんは目立ちますね。存在感あります。 いつもの波長が乱されてる感じで、しっくりとはきませんでしたが、旅の舞台が思い出の場所‘支笏湖’だったのは嬉しかったです。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 監督・原作 山田洋次 製作 島津清 脚本 山田洋次 朝間義隆 撮影 高羽哲夫 音楽 山本直純 出演 桃井かおり 渥美清 倍賞千恵子 布施明 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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