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行きかふ人も又

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2006.08.08
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カテゴリ:日本映画

 7人の若者を乗せたヨットが、嵐のため無人島に漂着する。彼らより先に、一艘の難破船が漂着していたが乗員の姿はどこにもなく、ただあたりは奇妙な形状のキノコが群生しているばかり。やがて食料の切れた彼らは、恐る恐るそのキノコを食し始めるが……。
ウィリアム・ホープ・ホジスンのホラー小説「闇の声」を脚色した恐怖映画。エゴの果てにマタンゴに変身していく人間の姿を描く。

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 以前、お世話になっているヤスカイさんに紹介していただいた特撮ホラーです。無人島に漂着した若者たちの、エゴとサバイバルと得体の知れないキノコ怪獣マタンゴへの恐怖を描きます。
ずいぶん前の作品でしたが、人間ドラマも丁寧で、見応えありました。

どんなに餓えても、決して食べてはいけないキノコ。奇妙なそのキノコには、人間を人間でなくしてしまう作用があることを彼らはまだ知りません。
何かに見張られているのを感じながら、残り少ない食料と海で取れる僅かな海草や芋類で食いつなぎ、助かる道を探るのですが・・・。

自分だけ助かればいいというエゴ。空腹を我慢できない自制心のなさ。助けあうことが出来ない自己中心的な面々。
心理学助教授である主人公・村井(久保明)と、その教え子であり恋人である明子(八代美紀)以外は、会社社長、その愛人、船長、推理作家など皆誠実さを感じられない面々ばかりです。
精神力の強さは何ものにも変えられない生き抜く力になる。
まともな村井が皆を統率しようと頑張りますが、空腹から死への恐怖にとり憑つかれた他のメンバーらは、すでに自分の損得しか考えられなくなっているのです。

村井の回想として語られる設定や、最後に待ち受けているサプライズも良かったですきらきら
マタンゴの造形は時を経た今でも結構怖い!中毒になっていく経過も、メイクもなかなかです。
人の心理と、無人島でのサバイバル、そしてキモかわいい造形の怪獣マタンゴ。盛りだくさんな内容でした。
子どもの頃観た沢山の人に、キノコ嫌いとトラウマを植えつけた作品だそう。観る価値十分のホラーでした。

原案に星新一氏も携っていたのですね~
私は作家・星新一のショートショートが大好きで、文庫ですがほとんど手元に揃っています。
次から次へと飛び出すアイディアは素晴らしくて、残念ながら亡くなられてしまいましたが、SF小説とショートショートの神様のような方でしたね。
久しぶりにまた読みたいです~ノート



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 監督  本多猪四郎
 製作  田中友幸
 原作  ウィリアム・ホープ・ホジスン
 原案  星新一 、福島正実
 脚本  木村武
 音楽  別宮貞雄
 出演  久保明 、土屋嘉男 、小泉博 、太刀川寛
      佐原健二 、水野久美 、八代美紀







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Last updated  2008.06.19 15:34:21
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