|
テーマ:■ムービー所感■(484)
カテゴリ:カナダ映画
ウォール街のエリート、トム・ハンソンは謎の死を遂げた親友から引き継いだ大手石油会社の合併計画を進める内に、巨大な国際的陰謀に巻き込まれていく。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 「赤い標的」などの製作で知られるハーヴェイ・カーンの初監督作品。 製作総指揮はクリスチャン・スレイター。 15年にも及ぶ彼のファンである私ですが、最近はめっきり目立った代表作もなくて、どうしてるかと心配していました。 ぼちぼちB級映画などに出演していたようでひと安心です。 こちらは劇場未公開作品。 スレイターが製作に携ったものはどれもコケているのですが、こちらも例外ではなかったようです…… 戦争には石油が必要で、その産出国が戦争をすれば石油が高騰する。 まさに現代が抱える石油問題を題材としたサスペンスなのですが、中身は地味で盛り上がりに欠けるものでした。 エリートサラリーマンであるトム(スレイター)が担当する、ある石油会社の契約成立に絡んだ陰謀とは…。 新人アビーとともに組織に挑む、ポリティカルサスペンス。 ありきたりな展開と、描ききれていない人物像にがっかり。 スレイターの魅力も、こちらでは観ることができなくて残念でした。 ロシアマフィアの件など、それなりに伏線はあるのですが、初監督作ということもあってか上手いとはいい難い不器用さを感じてしまいます。 トムと恋仲になっていく新人アビーは、個性派女優セルマ・ブレアが演じています。 冒頭からなにかとアビーをサポートする大学の講師役にはジョン・ハード。 この方、懐かしかった。「ホーム・アローン」のパパですね! この恩師と教え子のシーンでも、いい台詞が出てきたりするのですが生きていません... もったいなさをいたるところで感じた作品。 久しぶりにスレイターに会いたい! あの声が聞きたい! という方にはおすすめです ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 製作・監督 ハーヴェイ・カーン 製作総指揮 クリスチャン・スレイター 脚本 ルース・エプステイン 音楽 クリストファー・レナーツ 出演 クリスチャン・スレイター 、セルマ・ブレア 、ロバート・ロジア コルム・フィオール 、ジョン・ハード アンジー・ハーモン お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[カナダ映画] カテゴリの最新記事
|