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テーマ:好きな絵本教えて下さい(711)
カテゴリ:本
越して来て2ヶ月。紀伊国屋など、大きな書店へ行きやすくなったのも嬉しいことです。 たくさんの本。タイトルを見ているだけで楽しくなりますね。 昨日も本好きな娘を連れて雨の中、大きな書店へ出かけてきました。 今まで、実家に帰る時には必ず足をのばしていたお店がこちらコーチャンフォー。 札幌にも2店舗あって、どこの企業がやっているのかと思ったら、釧路が本社の道内企業でした。 大きな本屋に、画材道具、専門的な文具や和紙、雑貨、銀座 伊東屋なども入った総合店。 雑貨や伊東屋は面白く、充実していて見応えあって、男の書斎をテーマにした売り場が、女のくせにとても好きだったりします。 いつか相方の部屋をこんな風にしようと心の中で妄想しながらウィンドウショッピング。 ところで探していたのは、この「魔女からの手紙」という児童書。 著者は「魔女の宅急便」の原作者で有名な角野栄子さんです。 3年前まで住んでいた町の図書館で、まだ小さかった子どもたちの為に借りて読んだのが初めてでした。 今から3~4年前のこと。 20人の画家が描いた絵と、つかみ所のないキュートな内容と、ちょっとした仕掛けが面白くて、子ども達より私がより気に入った本でした。 それから引っ越して、なんとなく思い出しては、新しい町の図書館で探したり、出先の書店で探したりしていましたが、どうしても買いたいわけではなく、もう一度手にとって読みたいな~と気ままに探し続けて見つからなかった一冊でした。 この度、やっぱり欲しい気持が募って、レジ横のPCで検索したら、ちゃんとあるではありませんか~ もっと大きな本だと記憶していたのに普通サイズ。 カスレちゃんという魔女にとどいた20人の魔女からの手紙。 現在活躍中の著名な画家陣が魔女のイメージで描いた絵に角野栄子が手紙文をつけた注目の絵本。 〈画家陣〉 荒井良二/ディック・ブルーナ/いとうひろし/大島妙子/鴨沢祐仁/和田誠/市川里美/五味太郎/黒井健/児島なおみ/スズキコージ/橋本淳子/国井節/長新太/高林麻里/宇野亜喜良/西巻茅子/杉浦範茂/スーザン・バーレイ/太田大八/ ある日、ヤヤのもとに手紙が届きます。見たこともない切手が貼られた古びたその手紙は<ふもりカスレ>宛て。 カスレって、ヤヤのひいおばあちゃんです。 ヤヤはおばあちゃんから聞いていた、カスレさんの不思議なお友達のことを思い出します。 さっそく、薄暗い屋根裏部屋に上って、眠っているカスレさんの思い出の品を開くと……そこには20通の不思議な手紙が入っていました。 頁をめくる度に、鮮やかに、可愛らしく、奇妙に、視覚を楽しませてくれるこの絵本。 書いてある内容は、どれも取り留めなくて、カスレちゃんが受け取った‘魔女からの手紙’の意味不明さや可笑しさがいっぱいです。 久しぶりに読み聞かせたら、やっぱり4年前と同じところで笑う子どもたち。 そして自分が好きな頁も変わっていません。 ささやかな仕掛けがさらに味わいある一冊にしています。 月のおでこにはこの言葉。 ツカ ツカチャ ツキ ツカチャ ワレ ツカチャ ソレ ツカチャ そして小さなしかけ扉には―― ここはさかいめ もりのはじまり やみふかく ひかりさえる ふしぎあって いのちあって なんともいいではありませんか。 幾ばくかのダークさが私をトリコにしているのかもしれません。 本の終わりには封筒が付いていて、それぞれの絵に貼られていた切手がシールになってついているのも、子どもは喜ぶかも 「魔女国特製切手シール」だそうです。 漢字の多い頁もありますが、全部ふりがな付きなので、小さいお子さんでも読めると思います。 大きな本屋さんの児童書売り場へ足を運ぶ機会がありましたら、是非一度手にとってみてはいかがでしょうか。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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