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2007.02.02
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カテゴリ:日本映画

  敗軍の将が、世継ぎの姫と隠し置いた黄金200貫とともに、敵陣を突破する。次々と遭遇する絶体絶命の危機を間一髪で切り抜けていくアイデアの数々、また群衆シーンの迫力や走る馬の疾走感など演出が冴える傑作。


 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


  黒澤作品を久しぶりに観ました。やっぱりいいものはいいですね!
モノクロ時代劇でしか味わえない楽しさ、この迫力、この大胆さ。
世界に通用していたことが毎回よく頷けます。

情けない強欲でマヌケな百姓二人組(千秋実・藤原釜足)は、後に「スターウォーズ」のC-3POとR2-D2のモデルになったことで有名です。
重ね合わせて観たりもしましたが、憎めなくて愛着さえ湧いてくるような、まさに名キャラクターでした。


隠し砦の~隠し砦の~




戦に負けて身を隠す世継ぎの姫・雪姫を護身する六郎太(三船)は、隠れ砦の傍で強欲な百姓ふたりと偶然出会います。
そこで六太郎は、彼らを利用しての大胆な逃亡劇を繰り広げるのでした――
逆転劇ともいえる、物語の起伏にとんだ面白さもあり、人物の魅力もあり、2時間を越える長尺ながら全く暇するところがありません。


大勢のエキストラを配して撮られたアクションは、冒頭からスケールが大きい。
馬を使ったシーンの迫力も、剣での決闘も、ここでしか味わえないものがとても多いです。
秀でた映像の魅力、物語展開の妙。
黒澤作品には、釘付けで観られる時代劇がたくさんありますね。



隠し砦の~




黒澤氏は、男の世界を描いた父性の作品が多いように感じますが、次は「一番美しく」や「素晴らしき日曜日」など、なかでも一味変わった雰囲気のものも手にとってみたいです。
とはいえ、この頃のモノクロ時代劇、現代女性にもきっと楽しめるのではないでしょうか。
未見の方には是非おすすめしたいです。
邦画の魅力も再発見できるかもしれません。



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監督  黒澤明
製作  藤本真澄 、黒澤明
脚本  黒澤明 、菊島隆三 、小国英雄 、橋本忍
音楽  佐藤勝
出演  三船敏郎 、上原美佐 、千秋実
     藤原釜足 、藤田進

  (モノクロ/139分) 








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Last updated  2007.08.29 11:43:35
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