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カテゴリ:本
「働きざかりの」とはあるけれど、大人なら誰にも何がしかためになりそうな本でした。 河合氏の著作はいろいろありますが、取り上げている内容が多岐に渡っているので、薄い本ながらも興味深いヒントがたくさんです。 人付き合い、酒とタバコ、劣等感、ほめること叱ること、単身赴任、家庭、思春期、いじめ、夫婦、愛と性、自己嫌悪、生き方、女らしさ。 ‘中年学’という、いままで目の向けられることのなかった世代の辛さを中心に据えて、いかに老いるかで締めくくります。 個人的には『アニムス』という章が、かなり身近なようで、2度3度読み返してしまいました。 自分のこと書かれてるみたい。。 女性の中の男性。 これは自分の中ですごく大きいと、気づいてはいたけれど、その負の要素も正の要素も、しっかり判っておきたいものです。 河合さんの物事の本質をしっかりと胸に掴んでいるような、それでいて柔らかい語り口は、それだけで安心させられますね。 またいつか落ち込んでる時にでも、読み返したくなる本でした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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