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テーマ:■ムービー所感■(484)
カテゴリ:日本映画
2時間超の映画は面白くなくちゃキツイ、そう本に書いていた松ちゃん。初監督作品は、ギリで2時間を割っていて助かりました。この長さでも、ちょっと辛いものがあるかも。 お金とCGをふんだんに使っている長編コントのようでしたが、「ごっつ」のコントのほうが面白いのは当然ですね。映画であって、コントじゃなのだし。 「ジャンル分けは無意味。コメディで泣くこともあれば、ホラーで笑うこともある」と話す松ちゃんなので、これをコメディだとは決めつけまい。 でも少しでもストーリーを期待すると、ガッカリする人ばかりじゃないでしょうか。 (あらすじ)一人の男がテレビ・クルーの取材を受けている。彼の名前は大佐藤(松本人志)。有事の際に、政府の依頼を受けて事態の解決に尽力することを生業としていた。そしてクルーたちは、そんな大佐藤の日常に完全密着していたのだが・・・。 今はもう、日本で最後のひとりとなった大日本人。獣(怪獣)が襲ってきた時、電気パワーで巨大に変身し、やつけるのが仕事だ。 そんなまったくの作り話を、あとから地味に説明しながら肉付けして、お話に入り込ませるのは上手でした。 松ちゃんの話し方・素振りは、ついつい目がいく感じで、長髪の気持ち悪い大佐藤さんも、嫌ではなくなったころ・・・。 変身したCG丸出しのゆるい闘いシーンに腰砕け状態。 あ~、なんでこうなちゃうのかな~ と思いながら、眠い目をこすって最後まで観終えましたが、後半が特につまらなかったです。 良かった所を挙げるなら、大日本人を考えついたことと、その背景。 代々続く正義の味方は過去に沢山いて、もてはやされてきましたが、今では大佐藤さんただ一人。世間からは疎んじられ、先々代の祖父の世話をしながらヒーローをやってる主人公・・そんな設定が面白いです。 小道具も色々用意しています。 こういう突拍子ない設定は、松ちゃんは昔から上手いなーと思います。 でも、最後だけ実写にした意図がわかりません。元からこうするつもりだったのでしょうか。 映画らしかったのが、突然コントの雰囲気に逆戻りして、わけがわからない。 日本人にしかわからない笑いだと思うな、これは。 映像は、いっぱい映画を観ている方らしく、カメラアングルなどセンスを感じるシーンも多いです。 観やすいのだけど、つまらない。それとも私に笑いのセンスがないだけなのか・・ 自分を信じて、「これはつまらない」と言っておきます(笑) 監督 松本人志 製作総指揮 白岩久弥 脚本 松本人志 高須光聖 撮影 山本英夫 音楽 テイ・トウワ 川井憲次 出演 松本人志 竹内力 UA 神木隆之介 海原はるか 板尾創路 (カラー/113分/日本映画) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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