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カテゴリ:日本映画
岩井俊二監督が、自身に多大な影響を与えたと語る巨匠・市川崑の半生を独自の視点で描く。アニメーター時代など、貴重な映像も収録。 想像以上に、敬愛する岩井ワールド+ユーモアで溢れていました。声をたてて何度笑ったことでしょう。 字幕で綴っていく市川崑の物語は、監督作品に関する知識だけにとどまらず、出生から昨今の仕事ぶりまでを、軽妙な親しみやすさで見せてくれます。 晩年の作品はあまり惹かれないけれど、モノクロ時代・カラー初期ものは相当観てみたい気持ちになりました。 先日観たばかりの「若い人」「ビルマの竪琴」でも脚本を務めていた奥さんの夏十(なっとう)さんとのお話は、すごく心に残っています。 夏十さんの死には、涙が出ました。 こんなドキュメンタリー、各監督ごとにあったら面白そうですね~。現役で活躍している若い監督さんが、お気に入りの名匠・巨匠の人生を撮ったら、きっと多くの需要があるのではないでしょうか。 とはいってもこちらは、好きな監督が・気になる監督について、撮った作品だからこそ楽しめたんですね。 演出は岩井俊二らしくあか抜けています。スタイリシュというか、まさしく岩井ワールド。敬愛の念がずっと感じられて、見る側も心地よい。 冒頭。 日本映画で一番多く観ているのは市川崑だと思う 岩井さん!そうだったの・・・と思いきや。 その後にすぐ字幕。 ―――三島由紀夫 はあ。三島さんでしたか。。 意外だと驚かされて、苦笑いです。 岩井監督が市川崑さんと初めて仕事で話会った数年前、こう思ったそうです。 「年の差なんて関係ない この世で一番 話の合う人に出会ってしまった」 二人の歳の差はなんと48歳。本当にいい出会いだったんですね。 監督・脚本 岩井俊二 プロデューサー 一瀬隆重 出演 市川崑 (モノクロ・カラー/82分) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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