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テーマ:本日の1冊(3696)
カテゴリ:本
ひょんなことがキッカケで手に取る詩集。 あるドラマに登場してから気にかかり。けれど、さほど意味はなかったかと、結局は思う。 ドラマに登場させたのも、ひょんなことからだったのかもしれません。 30歳の若さで世を去った詩人。 数篇くらいは心に響く詩があったけれど、大半はしっくりとこないものでした。 解説で「キリスト教の精神をモラルとした理想主義者」と知って、なるほど。汚れも大切な私には、合わないのかもしれません。 結核を患っていたそうで、死を意識し始めた頃のものは、すこし身近に感じます。 理想主義者で酒癖悪いという・・・ちょっととんちんかんな人だったのでしょうか。 潔癖で、ストレートすぎるように感じる詩ばかり。 あまりに生のままむき出しでぎこちなく、精進の気迫ばかり激しくて、表現として通じがたい 解説の一文、たしかにそう感じました。 けど心に響く人がいるからこそ、文壇に名が残っていて、今でも本屋さんに並んでいるのでしょう。 その良さがわからない私のほうが珍しいのかしら。 教育番組の『にほんごであそぼ』で、有名な日本文学の台詞や言葉を取上げるのに、中原中也の詩も出てきています。 「ゆあーん ゆよーん ゆやゆよん」 詩集『山羊の歌』の「サーカス」から。 それと『汚れつちまつた悲しみに・・・』これはとても有名な詩ですね。 写真の彼はどれも神経質そうに見えます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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