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テーマ:お勧めの一冊(464)
カテゴリ:本
ある日、編集者のもとへ不思議な原稿が届けられた。文字と記号がいりまじった、暗号のような文章。 SUK@NT MUWOQ・・・・ 相談を受けたポール・ギャリコは、それを解読してもっと驚くはめになる。 原稿はなんと、猫の手になる猫のためのマニュアルだった――― 「快適な生活を確保するために、人間をどうしつけるか」 著者とみられる猫の生活を写真多葉で紹介! 著者ならぬ著猫ですよ(笑) とある雑誌で紹介していた本で、気になってさっそく買ってしまった。 猫は飼うことのできる、どんな動物とも違う。猫が猫である所以を、猫自身が存分に説いた手引書。 人間の家に入り込み、いかにして快適生活を実現させるか―――。 経験から出た言葉はどれも頷けるものばかり。 もちろん、すべてポール・ギャリコによる創作ですが(笑)逆・飼育本としても、かなり有効じゃないでしょうか。 猫の習性がよくよくわかるし、犬より猫派という方におすすめ。 自分がどうして猫が好きなのか、じわじわわかってくるのがおもしろい。 写真家による、たくさんの写真もかわいらしくていい。ニンマリしながら、あっという間に読み終えた本でした。 もうひとつ、この本が気になったわけは、著者のポール・ギャリコ。 『雪のひとひら』『七つの人形の恋物語』、偶然これで三冊目になる作家さん。 『七つの人形~』はすごく気に入って、いまも本棚に並んでいます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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