2223441 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

行きかふ人も又

行きかふ人も又

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

Freepage List

Free Space

ゆるい分室はじめました
dekunotato.exblog.jp

Archives

2024.11
2024.10
2024.09
2024.08
2024.07
2024.06
2024.05
2024.04
2024.03
2024.02

Category

Calendar

Comments

森須もりん@ Re:【夜行列車(POCIAG)】 1959年 ポーランド映画(03/10) 小学生のときに、テレビでみました。 あれ…
ETCマンツーマン英会話@ 希望を生むもの はじめまして。先日初めて『アラバマ物語…

Favorite Blog

Kabu + Plus エースNo1さん
ある日どこかで リラ11さん
ベティ333のブログ ベティ333さん
でくの坊 雨にも … なんぜんたろうさん
My 映画 on TV 日記 タケ88フミさん
2009.05.24
XML
カテゴリ:


  ドキュメンタリー映画『非現実の王国で ヘンリー・ダーガーの謎』を鑑賞したあと、購入した本。
ダーガーの描いた絵や作品世界について、もう少し詳しく知りたくなったのでした。

ジェシカ・ユー監督の映画が公開されて、ヘンリー・ダーガー(1892~1973)が話題になるまで、わたしはこの方をまったく知らなかった。本は2007年の特集のもの。

物語は、子供奴隷ヴィヴィアン・ガールズたちの反乱に起因する戦争のお話。
完読した人はまだ誰もいない、1万5千ページに及ぶ世界一長いと言われる長編小説。


様々なアーティストにとってのダーガーという存在/『非現実の王国で』を知ることは、ダーガー自身を知ること。

なるほどー。たしかに小説と同じくらい、ダーガーの人生やこころを知りたいと思う。

アウトサイダー・アートとは、芸術の訓練を受けていなくて、人に見せることも名声も目指さず、流派や傾向やモードに一切とらわれずに自然に表現した作品のことをいうそう。(wikiより)
自分の精神が生きるために求めて、なにかを創造せずにいれない人。そういう形でのアートがある。美術学校に通って学んだ人だけが、芸術を生みだせるわけじゃない。
訓練とか名声とか、そういうものからかけ離れたことろに存在している、孤高の精神を持する作品たち。
それがすごく素晴らしくて、生みだされた状況はより身近で、ダーガーがいかにして偉業をなし遂げたのか知りたくてたまりません。同じ人間として。

ゆっくりと絵を眺めてみると、色遣いがすごく魅力的。
少女たちはトレースなどで描かれていたとしても、色を決めたのはダーガー自身。
一種の塗り絵であった――そう言った専門家の言葉があったけれど、塗り絵には心と体を癒す効果があるのかもしれません。近頃、ユング派の心理療法士が考案した"曼荼羅塗り絵"なんてあるくらいだから、まんざらでもない。
『非現実の王国で』の謎に迫りきるには、きっとまだ時間がかかるのでしょうが、いつかもっと詳しい解説を聞きたいものです。


  加筆。

  こんな特集本よりも、ジョン・M. マグレガーの『非現実の王国で』をそのまま読んだ方が、ずっとダーガーについて詳しい。もっと早く読むべきだったなー。(2011年10月)


61WM1KDGGBL__SS500_.jpg






お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2011.10.02 00:30:31
コメント(4) | コメントを書く



© Rakuten Group, Inc.
X