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テーマ:お勧めの一冊(464)
カテゴリ:本
すこし前になるけれど、面白かったので書きのこしておきたいと思う『賃貸宇宙』。 今月はじめの雑貨日記にも、チラリ「おもしろい」と書き挿んでいた本です。 もとの写真集で800頁、文庫になって、私はそちらを借りたのですが上下巻で、900頁ありました。 混沌とした室内宇宙。インテリア雑誌よりも、ずっとおもしろい世界です。 長年に渡り、知り合った人々のプライベート空間(家)を撮り溜め、一冊の本にまとめた写真集。 部屋は相当個性を表現するけれど、カッコ良くキマった部屋より、混沌とした散らかって足の踏み場のないようなほうが、ずっと興味津々なのはなぜでしょう。 この本のおかげで、自分の部屋をどうしていきたいか分かった気が。 まずは引っ越すこと前提のすっきりした我が家を、もっと混沌と・・・! それはやめておけ! と言われそうですが、そうしたいです。 ちなみに、都築氏は、先日読んだヘンリー・ダーガーの部屋を撮影した方でした。 創作に関するモノで溢れかえった、たった6畳のダーガーの部屋が、とてもステキに写っていたのは都築氏の腕でもあったのでしょう。 「写真は実際よりも広く写る」のだそうな。 混沌ならぬ混迷する我が家のパソコンまわり。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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