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テーマ:■ムービー所感■(484)
カテゴリ:日本映画
横浜開港150年記念「開国博Y150」のイベントで上映されたアニーション作品。 全編、モデルの動きをカメラで撮影した後、トレースしてアニメ化するロトスコープの手法で描かれています。 監督は北村龍平。岩井俊二がプロデュースと脚本を担当。一般の劇場では公開されていません。 北村監督の作品を観るのは、10年前の『heat after dark』以来。 渡部篤郎が製作・主演を務めたこの作品は、すごいカッコつけ映画で、あれ以降受けつけなくなってしまったのでした。(渡部篤郎は良かった) 嫌な予感はしていたけれど、図星。 惑星間で移民が行われるようになった未来。惑星アベルに住むアポロ(市原)とミカル(上戸)は、密航者が持っていた謎のOS・サイファを巡る事件に巻き込まれる―――。 物語は三つの短編に分かれています。 アンドロイドに芽生えた心が、100年もの時を経て今にまで繋がり甦る。 はっきりいって、一話目からずっと話が見えにくく、映像は良くなく、煮ても焼いても食えない作品だった。 <心・こころ>といってはみても、見る側に伝わる形でなきゃ意味がない。 モデルを務めた役者たちの動きがそのままアニメーションになっていることは、良くもあり、悪くもあり。始終ある違和感は否めません。 どうしてこの作品に岩井俊二が・・・? と思わずにいれないガッカリ作でした。 岩井さんがメイキングで話していたのは、 「アニメーションという世界に興味はあっても、なにも知らない僕たちには作れない。だから、そんな僕らにはロトスコープという技術がありがたい」 そっか、監督が悪いのか。(ってコラコラ) でもねたぶん、岩井さんが監督していれば、もっと違った観がいのある作品になっていたような気がするし。 わずか60分とはいえ、動き・絵・つまらなさに疲れた。 監督/ 北村龍平 プロデューサー・脚本/ 岩井俊二 音楽/ 森野宣彦 声/ 市原隼人 上戸彩 大杉漣 ケイン・コスギ ミムラ 藤原竜也 サイファ 内藤剛志 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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