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2009.12.20
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カテゴリ:日本映画

 横浜開港150年記念「開国博Y150」のイベントで上映されたアニーション作品。
全編、モデルの動きをカメラで撮影した後、トレースしてアニメ化するロトスコープの手法で描かれています。

監督は北村龍平。岩井俊二がプロデュースと脚本を担当。一般の劇場では公開されていません。
北村監督の作品を観るのは、10年前の『heat after dark』以来。
渡部篤郎が製作・主演を務めたこの作品は、すごいカッコつけ映画で、あれ以降受けつけなくなってしまったのでした。(渡部篤郎は良かった)
嫌な予感はしていたけれど、図星。


 惑星間で移民が行われるようになった未来。惑星アベルに住むアポロ(市原)とミカル(上戸)は、密航者が持っていた謎のOS・サイファを巡る事件に巻き込まれる―――。


物語は三つの短編に分かれています。
アンドロイドに芽生えたが、100年もの時を経て今にまで繋がり甦る。
はっきりいって、一話目からずっと話が見えにくく、映像は良くなく、煮ても焼いても食えない作品だった。
<心・こころ>といってはみても、見る側に伝わる形でなきゃ意味がない。
モデルを務めた役者たちの動きがそのままアニメーションになっていることは、良くもあり、悪くもあり。始終ある違和感は否めません。


どうしてこの作品に岩井俊二が・・・? と思わずにいれないガッカリ作でした。
岩井さんがメイキングで話していたのは、

「アニメーションという世界に興味はあっても、なにも知らない僕たちには作れない。だから、そんな僕らにはロトスコープという技術がありがたい」

そっか、監督が悪いのか。(ってコラコラ) 
でもねたぶん、岩井さんが監督していれば、もっと違った観がいのある作品になっていたような気がするし。
わずか60分とはいえ、動き・絵・つまらなさに疲れた。



●   ●   ●   ●



監督/ 北村龍平
プロデューサー・脚本/ 岩井俊二
音楽/ 森野宣彦
声/ 市原隼人  上戸彩  大杉漣  ケイン・コスギ  ミムラ  藤原竜也  サイファ  内藤剛志








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Last updated  2009.12.20 23:06:09
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