|
テーマ:暮らしを楽しむ(388255)
カテゴリ:日常
週末、ドライブをした。 数年前まで暮らしていた街、登別・室蘭へ。 街の様子はほとんど変わりなく、3年ぶりとは思えなかった。 いつもながら、住んでいた時よりすべてが小さく感じられて寂しげだ。 前々から気にかかっていた、デコボコな床のお店は、さらに高低差を増し、店全体が大きく畝っていた。 釣りをした海は変わっていなかったし、白鳥大橋から見える海はやはり真っ青だった。 家族が入院した病院も、2年半住まった家も、よく遊んだ公園もそのままにあった。 こうして懐かしの地を訪ねるのは好きだけれど、その頃を思い出して戻りたくなることは幸福なことにない。 年々、なにかしら手放しがたい物事に出会えているんだろうな。 戻ってほしいのはお肌のハリくらいよ。 市内を3時間ほど見て歩いたあとは、一番楽しみにしていた温泉街へと向かった。 何を隠そう、今回のドライブは温泉がメインなのだった。 地獄谷と鬼で有名な、登別温泉街にある『さぎり湯』。 硫黄の匂いに満ちた地獄谷からのすばらしいお湯を、大人390円で堪能できるという、なんともステキなこの温泉は行きつけだった。 引き戸を開けて暖簾をくぐると、昔ながらの板張りの床が広がっていて、右手に靴を置いたら、古くて味わい深い長い階段を下っていく、すると小さいながらもとっても落ち着く浴場があるのだ。 たった四つの湯船だけれど、露天なんてないけれど、こんなに気持ちのいい、湯あがり疲れない温泉も珍しい。 ゆっくり浸かったあとで、無料休憩所でなにかしら飲みながら、ゆるゆる過ごすひと時は最高だ!! この日もそのようにして湯あがりにくつろいでいた午後5時頃。その場から窓の外を映してみた。 ここへ来るまで、もっと絶好のシャッターチャンスはあったはずなのに・・・。 カメラの存在を思い出した帰りがけのたった一枚の写真は、なんとも間の抜けたものになってしまう。 「クマ牧場」を探せ。 背景の隅っこに、ロープーウェイで行ける「クマ牧場」の看板がありますが、見えるでしょうか。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2010.01.28 05:42:26
コメント(0) | コメントを書く |