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テーマ:よしなしごと(638)
カテゴリ:日常
オリンピック、男子フィギュアの高橋大輔選手。ついに銅メダルを獲得しましたねー! 当日はお仕事で、待機時間の合間にワンセグですこしだけ見てた。今日はじめて、フリーの演技を通しで見ました。 4回転ジャンプで転んだことも、結果もすでにわかっていたけれど、このフリーの演技をみて、ほんとうに感動してしまいました。 たぶん、わたしだけじゃない、映画ファンには格別なプログラムだったんじゃないかなぁ。 高橋大輔の曲目はフェリーニの『道』より、ニーノ・ロータですよ。 映画の内容はこんな感じ。 ――大道芸人ザンパノに買われた白痴の女ジェルソミーナ。彼女はザンパノと一緒に旅回りをしながら、粗暴な振る舞いにも逆らわず、健気に道化を続けた。しかし男は、ジェルソミーナを捨ててしまう。ある町で、彼女の口ずさんでいた歌を耳にしたザンパノは・・・・・・。 粗暴な男に、僅かに残っていた人間性が蘇えるまでを描いた名作。 演技の冒頭から、ジェルソミーナの道化師が頭に浮かびます。 二人の出会いから別れまで、パントマイムを交えたコミカルな演技も、すべて素晴らしかった!! フィニッシュでは映画のラストシーンを。人間性が蘇り、深い後悔から涙する悲壮感たっぷりなザンパノを、見事に演じて目が離せません。 ただでさえ完璧な演技だったのに、あの名曲を聴き、あの物悲しい物語を回想するのは輪をかけた感動で、なんか涙が出た。 ほんとうに高橋選手、素晴らしい演技をありがとう!! ちなみに、織田信也選手はチャップリンでした。 作品名は忘れてしまったけれど、チャップリン自らが作曲したあのステキなメロディを、コミカルに演じていた織田選手にも感動しました。 ハプニングに泣かされ残念だったけれど、ほんとうに素晴らしかった。 映画ファンのみなさん、プラスアルファの思い入れ、ありませんでしたか。 かなり感激して観た、はる*なのでありました。 いつか、チャップリンの『ライムライト』を書いたとき、ジェルソミーナにも触れたことがあったのでリンクしておきます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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