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テーマ:本のある暮らし(3315)
カテゴリ:本
フレッド・ホイル、キューブラー・ロス。どちらも遠藤周作さんのおすすめ本。 ほんとは、それぞれ『生命は宇宙から来た』、『死の瞬間』を読みたかったのだけれど、近くの図書館にはなかったのだった。 精神科医キューブラー・ロスさんのほうは、幾度かの講演を一冊の本にまとめたもの。 臨死体験や、死にたいする考察は、集中して読んだ。 ユング的で、きっと自分が死の床につき、この方を覚えていたなら、ぜひ著作をいろいろ読みたいと思うかもしれない。 真新しいことが多くないのは、多方面から聞きおぼえた、今だからこそなんだろう。これを、まだホスピスさえなかった頃から実践なさっていたというのだから、驚くなぁ。 しかも、医師仲間からの弾圧が相当酷かったことも窺われて、、、困難の多さが想像できてしまう。 わたしはこの方を、まったく知らなかったけれど、2004年に78歳で亡くなられた、つい最近まで生きてらした方だった。 死といえば生で、もう一冊はイギリスの天文学者/SF小説作家のフレッド・ホイルさんによる生命の本。 宇宙の始まりビッグバンの否定(!)とか、病原体は宇宙から来ている(!)とか、こちらはわたしのはじめて聞くようなことばかりで、むつかしいけれどおもしろかった。 注釈との間をいったり来たりする本は疲れるし、半分も理解してないと思うけれど、、。 詰まる所、これからの時代、隕石に気をつけろ!!ってことだった。 たしかにここ数十年の間に、隕石が地球に衝突して人類が滅亡する――という概念が浸透してきた気もする。 ノストラダムスの1999年と、マヤ文明の2012年を、無事乗り越えたとはいえ、人類滅亡の原因はとりあえず小惑星や隕石の衝突以外にはありえないと思えてきた。 おおー、こわいこわい。 ちなみに、こちらは15年前の本。 キリスト教では、神がすべてのモノを創造された――と実際の科学とは相交えない考えであった反面、仏教やヒンズー教が、いかに宇宙や自然と結びついた宗教であってきたかを説いている箇所が印象深かった。 たったひとりの人間が生まれて死ぬ。宇宙のなかの地球も、生まれていつか死ぬ。ミクロとマクロ、どちらも壮大だなぁ。 だけれど、いつか個人の「死」の方だけは体験できる、急ぐことはないだろう。 知りたいのは、魂はなにかってことなの。 身体から抜け出た魂はどこへ行くの? 魂と宇宙の関係が伝わる本、どなたか御存じありませんか。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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