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テーマ:■ムービー所感■(484)
カテゴリ:イラン映画
ジグザグ道3部作の第2作。 前作『友だちのうちはどこ?』で孤軍奮闘した、ババク君の住むイラン北部を、1990年大地震が襲った。 キアロスタミ監督が、彼の消息を訪ねた自身の体験を元に、ドキュメンタリータッチで描く、ロードムービー。 被災地を走る車窓の風景、村人たちとの会話、素朴すぎる魅力が溢れている。 たくさんの犠牲者を出したにもかかわらず、村人は明るく、前向きに生きている。生きていくしかない。 道が寸断された困難な行程を行くだけ、ただそれだけなのに、挿入される音楽の優しさが相まって、さわやかな感動に包まれる。 とにかく素朴で、多用されるロングショットに、何度も何度も眠ってしまったよ。観終えるまでに数日。 景色は変わらず、単調だもの眠くなる。 映画って、一口にいっても、様々な種類がほんとにいっぱいあるもので、本編はナチュラルさの面では極といえそうだ。素材の味わいがすべて。 監督・脚本/ アッバス・キアロスタミ 製作/ アリ・レザ・ザリン 撮影/ ホマユン・パイヴァール 出演/ ファルハッド・ケラドマンド プーヤ・パイヴァール (カラー/91分/ZENDEGI EDAME DARAD) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2010.09.16 20:48:03
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