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行きかふ人も又

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2011.01.07
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  『暮しの手帖』の編集長、ブックストアCOW BOOKS代表、文筆家と、多彩な顔を持つ松浦弥太郎氏のエッセイ集。
読めばおのずと、わが身の生活をかえりみて、慈しみたくなる。工夫してみたくなる。

若くして渡米した経験から、アメリカに造詣が深い方だった。その、かぶれたところがやや苦手だったが、モノを大切にするこだわった暮らしからは、なにかしら気づくことが多かった。
良いモノを長く使いたい――年々増す欲求。
高くても良いモノを買うと、愛着もって大切にして、結果長持ちするのだと、つくづく実感しているからだと思う。

著者は、もう、暫く洋服を買わない生活をつづけているという。お直ししながら、大切に着続けているという。
これは女には真似できないよ。あたらしい洋服はつねに欲しい。
冬物が好きで毛玉に愛着を感じる――ともあったけれど、さすがにずぼらなわたしでも、毛玉は愛でずに取っちゃうよね。

そのほか、に関すること、に関すること、この辺は、いいなと思うことが多かった。オーガニックにこだわる暮らしぶりは、本選びにも波及していそうなほどだ。
エッセイと随筆の違いについて触れた回は、とくにおもしろかった。80代のお客さんから受け取った手紙の内容と、その後のやりとり。
違いには言及しないまま、その回が終わってしまったので、wikipediaででも調べてみようかしらと思っている。

唯一、仕事に関しては、あまりに立派すぎて、、とてもついていけなかった。
いくら職場がたのしいといっても、人さまのためになることを一番に、心こめて仕事してるわけじゃないものなあ。けっきょくお金のためだし。献身と無償の精神で家事を行うほど、立派じゃないし、、。

口笛吹くように、かるい読み心地の(そう心がけて書かれた)エッセイは、ひとつひとつが短いので、とても読みやすい。
わたしがもしも文筆家で、本屋さんで、編集長なら、一生手元に残しておきたくさせる本を作りたいと願うだろうな。残念ながらこの本は、うちの本棚に長く収まっていることは、なさそうです。
 





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Last updated  2011.01.08 01:36:27
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