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カテゴリ:旅、登山、キャンプ
3年ぶりのキャンプは、これまでのなかで一等 忘れられない場所、中富良野町の星に手のと どく丘キャンプ場にて。 こどもが0歳だったときから続いたキャンプも、 大きくなれば大人より忙しくなり、家族で出かけ ることもむずかしくなり。 ことし、やっと揃った2日間の連休に合わせて、 わずか1泊だけれどキャンプに出られたことは、 ほんとうに幸せでした。 自然の中で過ぎていく時の密度は、ほかに代 えられないのです。 たぶん彼らが子どものうちの、最後になるだろう 家族でのキャンプ。 ハイハイしていたときから続いたことを想えば、 感慨深さも一入なのです。
出かける前から天気予報は雨マーク。 各種買いそろえた瓶ビールを、自棄になって前夜に飲んでしまおうかと思うくらい、はじま りは不穏でしたが、なんと当日は変わりやすい天気ながら晴れ間まで見える一日。 PM2時、チェックインして、バンガローの前にタープをたてたら、少し一息ついて、近くに 見つけた古民家風のカフェへ足を向けました。
名前はどこか農場の『たまごカフェ』。どこかの農場ではなく、「どこか農場」です。 一番目の写真は店内、こちらは外観。とはいっても緑でみえない。 古民家をすてきに改装してある、アブは多いが、落ち着くカフェでした。 ブルーベリーとカシスとラズベリーのシェイク、シフォンケーキと焼きプリンをいただきました。 こころ惹かれた店内の蔵書には、インド旅行記やダライ・ラマ、原発関連本など多数。 狭くて混んでいたけれど、味はおいしく、お店の方がとても親切でした。
たまにポツリポツリと雨が落ちるくらいで、ウソのように晴れ間さえみえていた、夕刻。 夕飯は美唄で食事したついでにお持ち帰りした美唄焼鳥と、知床のステーキ、ハンゴウで 炊いたご飯、冷やした野菜。
日が沈んで、夜。満点の星空が売りのキャンプ場も、雲には勝てず、一番楽しみにしてい た星は眺めることができませんでした。 2時間おきに目覚ましをかけて、窓から空模様をたしかめていたけれど、夜半からは雨音 が響き始めて、目覚ましも止めて、朝までぐっすり眠りました。
翌朝。早朝から放牧がはじまります。テントのあいだを歩きながら草を食む羊。 長閑なひと時。 朝食は、炭火でトーストした食パンと冷えたミルク。
場内には、遊具も街灯もなにもない。なにもないなかにウサギと羊たちがいるだけ。 それでも時間を持てあますことなく、ゆったりと過ごせるこのキャンプ場は、道内屈指の満 足度を得られる場所だとわたしは思っています。 リピーターとなった今年、つぎ、足を向けるときには、星がよく見えるといいなー。夫婦ふた りでもいいけれど、できれば家族みんなで来れたらいいなー・・・・そうこころから願って、富 良野を後にしました。
帰り道の寄り道は、結婚してすぐ6年暮らした、懐かしい町を通り抜けて。 住んでた家、お世話になった病院、よく買い物したスーパー、行きつけのラーメン屋さ ん・・・・思い出は走馬灯のように。 長年住まった町だもの、どこもかしこも懐かしさでいっぱい。 そして。。
いけない、、なんて言ってた盆踊りに、間に合う時間には帰りつき。家族それぞれ約束し た相手と、近所の公園へ。 配布されたビール券を握り締めて、迎え酒。まいうー。 さらば、北国の夏。盂蘭盆会が過ぎたら、もう秋はすぐそこ。
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