2222559 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

行きかふ人も又

行きかふ人も又

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

Freepage List

Free Space

ゆるい分室はじめました
dekunotato.exblog.jp

Archives

2024.11
2024.10
2024.09
2024.08
2024.07
2024.06
2024.05
2024.04
2024.03
2024.02

Category

Calendar

Comments

森須もりん@ Re:【夜行列車(POCIAG)】 1959年 ポーランド映画(03/10) 小学生のときに、テレビでみました。 あれ…
ETCマンツーマン英会話@ 希望を生むもの はじめまして。先日初めて『アラバマ物語…

Favorite Blog

Kabu + Plus エースNo1さん
ある日どこかで リラ11さん
ベティ333のブログ ベティ333さん
でくの坊 雨にも … なんぜんたろうさん
My 映画 on TV 日記 タケ88フミさん
2011.09.11
XML
カテゴリ:日本映画

original.jpg

 先週末、劇場へ足を運んだ、道民の道民による道民のための(?)エンタテインメント。
原作者は札幌在住、舞台はススキノ、主演は大泉洋―――と思い入れによって面白さが分かれそうなこの作品。
知ってる場所ーとにんまりできる観客で館内は大入りで、あまり経験したことのない臨場感を楽しんだ。笑いどころやざわめきが、どことなしか温かい。


 (あらすじ) 札幌のススキノで探偵稼業を営む"俺"(大泉)。携帯電話を持たず、もっぱら仕事の依頼は行きつけのBAR“ケラーオオハタ”の黒電話に掛かってくる。
ある夜、“コンドウキョウコ”と名乗る女からの奇妙な依頼が舞い込む。仕事を引き受けたはいいが、その筋の男に殺されかけた"俺"は、腹の虫が収まらずに、キョウコの依頼とは関係なく独自で調べを進めていくのだが、その過程で謎の美女・沙織(小雪)を巡る不可解な人間関係と陰謀の事件に行き当たる・・・・。


110405_tantei_sub1.jpg


TVシリ-ズ「相棒」のスタッフが手がけているだけあって、探偵とグータラな相棒・高田(松田)の掛け合いがとても楽しい。
"北菓楼のおかき"を愛する武道(けんか)の達人・高田は、北大の講師が本業なのだが、アルバイトで探偵の運転手もしているという設定だ。松田龍平の飄々とした演技が妙にはまっている。
後にも先にも惜しいのは、大泉洋にはどうしてもシリアスが似合わないこと。二枚目ぶりがくすぐったい。ふたりの配役が逆でも、おもしろかったかもしれない。


冒頭、大物実業家・霧島(西田)は、悪漢に襲われている女性を助けようとして殺されてしまう。謎の美女・沙織は、霧島の自慢の妻だった。
一年後、奇妙な依頼主コンドウキョウコの一件と、霧島の死が絡み合っていく――ありきたりで予測可能とはいえどハードボイルドな展開が待っている。

笑いありアクションあり、手放しで楽しめる娯楽作品。全体通して小ぶりで、驚くようなことはないけれど、見慣れた街で繰り広げられる探偵ものは、自ずと好評価したくなるのだった。
侮れないのが出演者たちで、田口トモロヲ、竹下景子、石橋蓮司、高嶋政伸などなど豪華だ。
歌手として出演もしているカルメン・マキのエンディング曲が、映画を観終えた心象にぴったり。冬の北海道の情景にとても似合っていた。



監督  橋本一
原作  東直己 『バーにかかってきた電話』
脚本  古沢良太  須藤泰司
出演  大泉洋  松田龍平  小雪  西田敏行

(カラー/125min)






お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2011.09.16 21:13:05
コメント(2) | コメントを書く



© Rakuten Group, Inc.
X