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2011.09.16
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 ちょうど18年前の9月に刊行された須賀敦子(1929~1998)のエッセイ集。
須賀さんは随筆家でありイタリア文学者で、さいきん好きになったアントニオ・タブッキの小説の翻訳をしてらっしゃるので名前を知りました。


「カラが咲く庭」「大聖堂まで」「白い方丈」「アスフォデロの野をわたって」・・・・

さそうサブタイトルのついた掌編12篇。

若い頃、イタリアの寄宿舎で過ごした思い出や、戦争中の苦しい体験や、わずか6年足らずだった亡き夫と過ごした日々の回想など――瑞々しい感性と透明感に溢れた文体に魅了された一冊でした。


外国の本を読むとき、翻訳者との相性は意外に大事。
須賀さんの訳はとても魅惑的で、表現の当たりの良さと読みやすさが、立て続けにタブッキ作品を手にとる所以にもなっていた気がします。
もちろんタブッキ作品の掴みどころなさと、蜃気楼のように揺らめく内容、そのどちらにも惹かれたんだけれど。


感性。このコトバが好きです。
できるかぎり日々の多くの出来事から、洩らさず大切なものを濾しとっていきたいし、逃さないように感性を磨いていたい。だから感受性豊かな人に出あうと、モノの見方からすかさずお手本にしたくなるのでした。
須賀作品は、きっとこれからもお手本として手にとっていくだろうなと、思うのでした。


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表紙のステキな文庫の全集を、すこしずつ読んで手元に置いていこう。









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Last updated  2011.09.18 00:32:56
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