おこたの紅絲線

実母が亡くなった事も手伝ってか、ちょっと前から、「心肺蘇生法」などの講習を消防局に受けに行きたいと、思っていて、主人に「どうやったら消防局で講習受けれるの？？」って聞いていたんです。そしたら、たまたま地区で救命講習があると、義母から聞きつけた主人は、私が受けたがっていたことを話したらしく、メンバーに入れてくださっていましたｖｖ

13：30から、近くの公民館で行われたのですが、終わったのは16：30！！みっちり内容の濃い講習でした。
というのも、人工呼吸と心臓マッサージを行う、従来の「心肺蘇生法」だけでなく、今年の7月から、一般の人も使って良い事になったＡＥＤ＝自動対外式除細動器（Automated External Defibrillator)お医者さんが使う電気ショックの機械をポータブルにした物の使い方も習いました。

人間の体の中で、一番弱いのは「脳」で酸素が脳に行かない時間が3分あると、ほぼ助からない・・という話、１１９通報から、現着できるのは約６分かかることなどを聞きました。

私にとって、心肺蘇生法を「耳で聞いて」は習ったけど、センサーがついていて、うまく人工呼吸できてるか？心マッサージは効いてるか？？というのがわかる人体（シミュレーション用の人形）を使って、実際にやってみたのは初めてでした。先に消防団からの要請でAED講習が無かったときに、主人が講習を受けているんですが、「心臓マッサージは思ったより力がいる」「人工呼吸は、相当吹き込まないと意味が無い」なんて事を聞いてから行っていたし、TVで見る「1.2.3.4.5ふ～～～」って言うのはウソ！！（実際の基本は１５回マッサージして２回呼吸を４クールやる）っていうのも聞いていたから、実際やってみたら、消防士さんに「うまいな～」ってほめられて、いい気になっていた私でした～。よく見ていたドラマ「救命病棟２４時」のおかげで、イメトレが出来ていたおかげかな？？（爆）

この後にＡＥＤの講習に入ったのですが、この機械は、病院で使われているものとは、随分違っていて、電極は、まさに「低周波治療器」のバケモノ見たいな（大きい）粘着力のある物、それを、心臓を挟むようにして、体にくっつける・・・。そうすると、実際にこの作業が必要なのかどうなのか？？と言った事を、機械そのものが判断（心電図を自動的に取っているらしい）して、指示を出してくれるといった物でした。
電気を通すときに「離れて！！」って言うところは、ドラマさながらでしたが、使った機械はデモ機なので、通電はしませんでした（笑）

今現在は、どこにでもこの機械があると言う訳ではなくって、この先、「自治会で所有」とか今の「消火器レベルまでの普及」を目標としているようです。（実際うちの近くに、この機械が置いてあるのは「県庁」と「市役所」だけなんだそうです。）
もう何年か経ちますが、高松宮様が「心室細動」で亡くなられた時、世界中のニュースになったらしい。そのときに「日本ってＡＥＤもないのか？？なんと遅れた国なんだ」と世界中から非難を浴びたのだそうです。現にアメリカなどは、まさに日本で言う「消火器」の普及レベルで、街中にこのＡＥＤがあるらしい・・・。この機械が、もっと早くに使えるようになっていて、普及していたら、実母は亡くならなくて良かったのかも？？なんて思った今日の講習でした。

本当は主人も今日のＡＥＤの講習を受けたかったようです。だけど今朝から主人は北海道へ慰安旅行！！講習が終わった私に写メールが届いてました。
なんと海猿中毒の私に、ヤク（薬？！）を送ってきていたのでした。
そのヤクは海上保安庁第１管区巡視船「えさん」の写真でした。送られてきた写真は遠くて、小さかったので、「海保の船」と言う事しかわからず、さっき電話がかかって来た時に聞いたら「えいさん？？」って言ってて、ＨＰで確かめたら大きな写真が載っていました。思わず、公民館の入り口で吹き出してしまった私・・・。めっちゃ危ない人でした～～～。（滝汗）