神奈川県庁本庁舎
JR関内駅から横浜公園へと進む、さらに日本大通りへ出てそのまままっすぐに歩く。横浜新聞博物館前くらいに来たら左手の茶色い建物が「神奈川県庁本庁舎」である。1923(大正12)年の関東大震災で焼失した前県庁舎の再建にあたり、 設計は、公募による当選作である小尾嘉郎(こび・よしろう 1898-1974)の案をもとに、 我が国の耐震構造学の泰斗である佐野利器(さの・としかた 1880-1956)を顧問に迎え、 神奈川県内務部により実施されました。 昭和初期に流行した帝冠様式の先駆けとなりました。外壁のスクラッチタイル貼りと中央の高塔が特徴的で、 横浜税関本関庁舎(クイーン)、 横浜市開港記念会館(ジャック)と共に、 横浜の3塔として、「キング」の愛称で親しまれています。との事であります。竣工は、1928(昭和3)年。1996年12月20日、国・登録有形文化財指定。