没後80年 金子みすゞ展 ~みんなちがって、みんないい。
金曜日に、そごう美術館で行われている「金子みすゞ展」を見に行った。みすゞの作品の一つ「こだまでしょうか」を取り上げたACジャパンのCMが、東北地方太平洋沖地震のあとテレビで頻繁に流れているので、知っている人も多いと思う。金子 みすゞは、大正時代末期から昭和時代初期にかけて活躍した童謡詩人。大正末期から昭和初期にかけて、26歳の若さでこの世を去るまでに512編もの詩を綴ったとされる。1923年(大正12年)9月に『童話』『婦人倶楽部』『婦人画報』『金の星』の4誌に一斉に詩が掲載され、西條八十からは若き童謡詩人の中の巨星と賞賛された。山口県大津郡仙崎村出身。仙崎は古くから捕鯨で成り立っていた漁師の村であった。五十嵐匠監督の映画「みすゞ」で有名になったと思う。山口県長門市には、金子みすゞ記念館がある。童謡詩人として有名な事から、若干少女趣味でもある。アンパンマンの作者、やなせたかしだって「詩とメルヘン」なんて雑誌を出版していたので、これも少女趣味である。童謡詩人として、そこが良いのだ!素直になれる作品である。見に行ってよかったと思える展示会であった。