番頭候補
二日連続同じような境遇のお宅へ。東京在住で親の介護の為に、月に数回戻って来る。大垣市のお宅は年間管理で、今回は草刈りと低木刈り。おばあさんは近所の施設に入っていて、息子さん夫婦が戻って来ると家に帰れる。岐南町のお宅は急に倒れて入院。畑やお庭の管理が出来なくなったので、娘さんが木の伐採や防草シート敷きを依頼。この方は平日は岐阜にいて介護。週末は東京へ戻ると行った生活を続けてみえる。ウチの両親は今のところ元気で飛び回っているが、後10年もしたら分からない。色々と「介護」について考えさせられた。独立した元若い衆が手伝いに来てくれる。「逃亡若衆」の家に元若衆2人が訪ねていったそうだ。自分と違って優しいやつら。どちらかひとりでもいたら、まだ辞めずに普通に働いていただろう。2人とも好調で忙しいみたい。どちらにしても人を入れる必要がある。それぞれが同じ地域で同じように広告費をかけ集客。同じように車を買ったり設備投資。3人で合体して会社を作り、3,4人従業員を入れたほうが良くないか?と考えてみたりする。農業だってそんな流れ。トラクターをそれぞれ買う必要がない。経営の勉強会で従業員が辞めた話をしたら、他の3社の方も辞めたばっかりと言っていた。まあ、普通のことか。アルバイトはいくらでも来るが、任せられる人は滅多に来ないとみんな話していた。中小零細の現状だろう。夕方事務所でアルバイトさんの面接。気が付いたら二時間も会話していた。滅多にないことだけど「自分に似ているなあ」と感じた。年上の営業マン。数年前には土木の会社で監督をされていて、数々の資格をもっている。ウチのフライヤーを見て土日に働きたいと思ったそうだ。昼間に元若衆に「30歳くらいで、経験者で独立希望の人がほしいなあ」と話していたが、路線変更。「自分の代わりができる人」に出会った予感。バイトしてみて、庭師の仕事が気に入ったのならば、家族とかお給料のこともあるけど、早めに体制を整えて誘いたいと思う。今日の”四字熟語”は番頭候補とする。