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2006年10月08日
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昨日は、レイトショーで「ワールド・トレード・センター」を観てきました。

場所はディズニーランドの隣のイクスピアリ。
私は映画はいつもココのレイトショーで1.000円で観ることにしています。
車で20分ほどで行かれるので。

いつもはレイトショーって終電なくなるので見てる人パラパラなのに、
さすが初日で話題作という事もあり、満員でした。
イクスピアリはこういう場合はすべて指定席になるので並ばずにすんで嬉しいです。

ニコラス・ケイジは「リービング・ラスベガス」から
特に大好きな俳優ですが素晴らしかった…
監督オリバー・ストーンの映画の作りこみの巧みな事。

途中からは生き埋めになりますから、埋まった顔だけの演技で
ずっと撮影がされるわけですが…
ドキュメンタリーの難しさ=事実だけの単調さは見事に克服されていました。
セットがすさまじくすごい…
実際スタッフも俳優もこのセットの粉塵の中で
咳が止まらなかったと言っています。

悲劇を金儲けに使って良いのか、との批判に、
ニコラス・ケイジはこの作品の出演料を寄付しています。
彼はこの作品を通じて人々に癒しを提供したかったと述べています。

良くぞ生還したなぁ、と思うのですが、
印象的なのは助け出した人たち皆がニコラスケイジ扮する
ジョンを担架で運び出していく際に、
「家に帰れるぞ!」「You are going home!」と
口々に言うんですよね。

これが非常にアメリカ的で、「Home」という言葉に象徴された
アメリカ人の国民性が非常によく表現されていたと思っています。
ハウスではなくこのホーム、というのは日本語にすると
非常にたくさんの意味を含んでいるんですよね。
houseには助詞がついてないのにHomeはそれ自体で「家に」と
助詞を含んでいます。
この事を述べると止まらなくなりますが、
何しろ英語で「ホーム」という単語にはたくさんの思いが詰まっているわけです。

日本ではレスキューに助け出されたとしても
咄嗟に「家に帰れますよ」とは言いませんね。
日本人って家庭の前に職場が一番、という
建前で暮らしていますから…
「今日はワイフの誕生日なので早く帰ります」と
言えるアメリカ人の文化と日本の文化とは違うんですよね。

今回、この作品は政治などには一切触れず、
そのあたりをあっさりと描く事には徹底していますから
ある意味、作品の仕上がりが偏ってしまっています。
それは、監督の心の中の意見をある部分封じて作っているからです。
それだけにシンプルな話の構成ではあります。

助け出された彼の話の他にたくさんの悲劇があったと思うと
作品観終わっても「良かった良かった」などとは
単純に言えず、複雑ですが、徹底的に生存者から取材をして作られた
リアリティに満ちたこの作品はやはり見ておいて良かったと思っています。

ワールドトレードセンター





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Last updated  2006年10月08日 09時59分37秒
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