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カテゴリ:映画・旅行・その他
5回も最終候補に選出されながら逃し続けた直木賞を「容疑者Xの献身」にて受賞し、 テレビドラマでは「白夜行」が大人気。 大ブレイクを果たしてた作家、東野圭吾の新聞に掲載されていた小説の映画化。 最後で泣けましたねぇ…切なかったぁ… これは心理的な表現が多いので今の時代に映画にするのって 結構難しかったのではないか、と思いましたが展開が重くない仕上がりで テンポ感にすごく救われている気がしました。 肉親に受刑者がいる…という人生。 塀の内と外とでその双方が背負ったもの… 東野圭吾が描く世界には、貧しく育った…とか孤独に育った主人公が 数少ない心通う人間とひっそり、ひしと暮らす… というのが多いですが今回もそういう根っこを描ききっています。 そして東野小説に現れる男性は妙に弱くて小さな嘘にさらに嘘を重ねたりしがちですが 女性は、賢くて強くてたくましく描かれる事が多いですね。 東野圭吾氏の理想像なのかしら、と思ったりもしているのですが、 今回のそのたくましい女性を沢尻エリカが演じています。 お兄さん役の玉山鉄二は出番が少なく、演技が見せずらいにも関わらず 作品最後で「目」の表情で渾身の演技を魅せてくれました。 登場回数が非常に少ないのにずっと登場し続ける山田孝之と見事に勝負してる… すごかったです。 彼の俳優としての魅力がそこに集約されていた気がして…見事でした。 TVドラマ「百夜行」でも主役で大人気の山田孝之主演。 個人的に普段は山田孝之のエキセントリックな表情が苦手です。 なんだか、こちらまで神経質になってきてうつってしまいそうだから、 なのですが、 やはり彼の演技力は大変なもの、と今回も思いました。 この人の存在感というのは今後の邦画界では大きなものになっていくでしょうね。 ***************************************** どんな環境にあっても答えを出し、進む道を選ぶのは自分。 絶望的な環境に思える場所にも暖かい人の心が必ずある… それに気づくには自らが強くならなければならない… そんな風に感じたのですが。 皆さんはどうお感じでしょうか… しばらく「じ~~ん…」が止まらない作品です。 原作 「手紙」公式サイト お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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