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2006年11月16日
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ある日海岸でメッセージの入ったボトルを拾ったテリーサは
中身を読んで心揺さぶられ、メッセージを書いた本人を探し始め、
本人、ギャレットに出会います。

というところから始まる大人の恋のお話。
全米で170万部を売り上げたベストセラー小説
「メッセージ・イン・ア・ボトル」の映画化でしたが
アメリカ映画にしては(というのは失礼だけど)
本当にしっとりと仕上がった作品。

ギャレット(ケビン・コスナー)の父親役のポール・ニューマン
素晴らしくいい味を出していて、ケビンもそのギャレットの
無骨でうまく物を伝えられない中年男性の役を見事に演じています。

ここで目立つのは普段描かれる事の少ない、
老いた父親が働き盛りの息子を心配する、
という珍しい情景でした。
それも非常に密度の濃い、細やかな父親の息子に対する愛情。
とても興味深いものでした。

シングル・マザー役のロビン・ライト・ペンが美しい…スタイル抜群です。

*********************
それにしても、中年過ぎていろいろ背負っての恋というのは、
本当に若い頃の純愛とは違うからなかなか障害物が多くて大変。

その中でピュアに心を貫いていく事の大切さや難しさ、
尊さを描いていますね。

特に美しいのはシカゴの都会のスマートな映像に対する、
ギャレットの住む漁村の海や浜の美しさ。

海が大好きな私にはもう、物語にももちろんですが、
風景に目を奪われ通しでした。

すべて知ってしまっている大人のもどかしいラブシーンも
なかなか身につまされるというか、ありだなぁ、と思いました。
最後は…本当に、本当に…切ないです。



原作の方が100倍おもしろい、という方もいらっしゃいますねぇ。
メッセージ・イン・ア・ボトル原作


メッセージ・イン・ア・ボトル=期間限定で780円





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Last updated  2006年11月16日 14時52分08秒
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